このコマ

越智善彦『ドロイどん』4(※言い訳つき)

越智善彦『ドロイどん』4話 週刊アスキー2011 11/29号(通巻857号)*1109p掲載。(1/3ページ) ●一段目3コマ目から5コマ目です。これはあまねちゃんに走り去られたドロイどんの本気です。3コマ目、まずコマの枠線をなくして、これで空間の開きが出ます。そ…

上野顕太郎『いちマルはち』第41回

週刊アスキー No.928(2013 5/7-14号)より 既出のネタなのだが、あらためておもしろかったので。 リスキーコーポレーションのライバル会社ハンターブレイン うえけんはどちらでも仕事してるから大丈夫!

守りたい、その笑顔

昨日買った三冊より。 本当、マンガっておもしろいよな。日本人としては、その多様性こそが。

越智善彦『ドロイどん』39

週刊アスキーNo.892 44ページ(※約9ヶ月前) 今回も古雑誌活用で。 ●この回は縁日です。ということで、一コマ目がこの鳥瞰。 ●コマ上部に鳥居らしき柱が見切れて、そこからコマの上から下まで石畳ぶち抜きで描かれて、人とロボと屋台が並んでます。この吊られ…

増田英二『実は私は』第10話

週刊少年チャンピオン2013年18号より 現在掲載中のチャンピオン作品の中では、私的注目株である『実は私は』。(前作補正もかなり大きいですが、と正直に。) ファンタジー要素入りのラブコメ、なのですが、主要登場人物がアホの子ぞろいという側面を前面に押…

柴田ヨクサル『ハチワンダイバー』28巻

昨日は山本直樹『レッド』におけるクリシェ的長台詞コマを出しましたので、今回はある種対極の瞬間最大風速的着火腕力言霊ソウルな作品を出そうと。 たまりませんなあ。わたしゃこのノリに燃え燃えです。 この字体は作者本人が入れているそうです。

山本直樹『レッド』7巻

連合赤軍事件を題材にとったこの作品も、いよいよ“地獄”が始まりつつあります。コップにじゃぶじゃぶ水が注がれてます、決壊間近。 恐ろしい、と感じつつ高揚し、来るべき展開に期待込めながら読んでいる私。「読者」って存在は残酷です。でも、そんな望みも…

上野顕太郎『いちマルはち』第37回

●週刊アスキー No.924(2013 4/30増刊号) 122-123ページ ひゃあ。 うえけんの作品引用は、本当にマンガ愛に満ちてるよな。

山口貴由『エグゾスカル零』4巻

山口貴由『エグゾスカル零』は、重い作品である。かつて人類を救い、眠りについた「ヒーロー」達が、滅んだ未来に目覚め、放浪し、戦う相手もわからずに“人類だった怪物”や“かつての仲間”と争い殺し合う物語。 虚無と悲劇の色濃かったこの作品はだが今、次第…

越智善彦『ドロイどん』30

●週刊アスキーNo.883 44ページ (※40号前) 動作「発見」の表現。 時間経過の表現。 ※要旨 ●古雑誌を整理したのでブログ更新に役立てたい。 ●保存状態が悪いが多目に見てほしい。

越智善彦『ドロイどん』70

●週刊アスキー No.923(2013 4/2-9合併号)53ページ おなじみ四段構成ですが、今回は三段目について話します。 三段目前半(?)の2コマです。これ状況は、ひなたちゃんとドロイどんが黒ロボから逃げている、そのさ中、という状態です。 前回フォークにタコさん…

マンガ家夫婦・入江喜和と新井英樹それぞれの描くメシ

先日発売された入江喜和『おかめ日和』16巻より、弁当の図解。 家族6人分(主人公の主婦やすこさん、在宅男性二人、小学生の息子二人、幼稚園児の娘)。このメニューの作り分けと分配のディテールを見よ。そこに込められたキャラクターと描き手の想いを見よ。 …

越智善彦『ドロイどん』69

●週刊アスキー No.922(2013 3/26号)53ページ 今回はもう、まず見てください。 かわいい、幸せそう、すばらしい。なかなか描けないよこれ。 おにぎりとタコさんウィンナーと舞う花びらと、紋様(タイル)と木目(ベンチ)とカケアミ(影)とデフォルメ(服)と、笑顔…

週刊アスキーNo.921掲載、上野顕太郎『いちマルはち』より

奇特な読書の方のご要望が10件以上寄せられたならば、粛々と続きを描かせていただきとう存じます。(中略)宛先はこちら……「燃えろ!ツンタクの星」係まで。 うーん、これは送っていいんだろうか。週刊アスキーだしなあ。 ビームだったらこういう企画もやって…

越智善彦『ドロイどん』68

●週刊アスキー No.921(2013 3/19号)53ページ 二段目1〜3コマ目。このテンポが好き。 ティーカップと皿持って兄を探す妹。この顔吹き出しのトーンの切り貼り。スリッパがウサギさんな所とかよく見てくださいね。これを正面からの絵で。 続けて視線移動方向に…

「BE・LOVE」6号特別企画「「3.11」から2年 “震災・復興への道”」

発売中の「BE・LOVE」6号には特別企画として、「3.11」後について描いたショートルポ漫画2本が掲載されています。 表紙(※部分) 作品扉(※部分) ルポ漫画という形式で、取材先が被災地の製紙工場と書店、というユニークな試みでした。 短い作品ではありますが…

越智善彦『ドロイどん』67

●週刊アスキー No.920(2013 3/12号)56ページ 冒頭のコマ四つ。ビルの外観から、「ガチャ・・」、「ガラガラ」、「ばっ」、とリズムよくいきます。 風景からの、クローゼット開ける絵からの、台車押す絵からの、布とってお披露目シーン。縦長コマで静物絵から…

上山道郎『ツマヌダ格闘街』

●単行本13巻、月刊ヤングキング2013年4月号 備忘録的に。主人公の格闘術の師匠であり、同時に作中のメインヒロインでもあるドラエさんの表象。 単行本最新13巻で、ドラエさんは精神的に落ち込みます。もう格闘はできないとまで言います。その苦しみの画像化…

越智善彦『ドロイどん』66

●週刊アスキー No.919(2013 3/5)53ページ 雪景色中です。 木に巻き付けられたワラを「カサ…」とめくるひなたちゃん。そこには「もぞもぞもぞ・・」が!という二コマです。 この同じ構図で縦に並べた二コマの落差ですね。ひなたちゃんは黒点目から丸目で顔に…

森薫『乙嫁語り』

●「ハルタ」誌volume 1より 今更感ですが備忘録的に。アミルさんの表情集。 個人的に注目な、瞳の描法。 驚き。目を見開き、黒目に光が入る。 心配。黒目にカケアミ。 沈痛→決意。黒目の割合がちょうど“驚き”と“心配”の間くらいでしょうか。 そして、ときめ…

須藤真澄『庭先塩梅』

●月刊コミックビーム2013年3月号より 冒頭二コマ。 この状況描写力、すばらしい。

越智善彦『ドロイどん』65

「週刊アスキー」No.918(2013 2/26号)53ページ あいかわらず雪景色の中、作品世界は続いております。 今回は、ドロイドくんが「じゃんっ!!」とクジラ形態のなにものかを取り出します。上部に曲がった、横向きのパイプがついています。/で、次のコマいくと筆…

浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』

週刊少年チャンピオン2013年10号「『浦安』生誕20周年記念号」より。 週刊連載で20年間この脚力を保ち続け、近年はサイレントやホームドラマや萌えにも邁進する、すばらしい作品ですよ?なぜ疑問形?おもしろいです本当。 そして「上手い」です。 小学校の教…

越智善彦『ドロイどん』64

週刊アスキーNo.917(2013 2/19)53ページ お姉さんが穴に頭を突っ込んだら、次元的なものを超越してまったくの別空間、前々回登場した場所に顔を出したので読者はびっくり、かたや作中のお姉さんは一コマ遅れで異物に気づいてハッと振り向く、そんな2コマ。 …

「BE・LOVE」2013年4号より、入江喜和『おかめ日和』ほか

「BE・LOVE」最新号掲載『おかめ日和』より、幸福という感情をどう描写するかの巻。 左側ページ最下段コマでこの笑顔(のみ)です。 で、ページをめくりますと。 ファンタジー!というか、文字通り“浮く”わけです、人ごみから、現在の周囲の環境から私的な感情…

越智善彦『ドロイどん』63

週刊アスキー No.916(2013 2/12号)53ページ あー、今回はぜひ実物に目を通していただきたい。デフォルメキャラでコマごとに構図とっかえひっかえのおもしろさ、というものを一度味わっていただきたい。 今回も一ページにコマ四段構成なのですが、8コマ目、三…

馬場のぼる『ブウタン』

2011年、こぐま社から出版された『馬場のぼる こどもまんが集』より。 (初出は集英社「幼年ブック」誌1955年4月号。) 状況:学校帰りの子供たちを見つめるおじさん ふんふん みんなころころ よくふとってら…………… うほっ………たまらねえ!(ゴクリ) 「ウホッ…」…

週刊アスキーNo.915(2013 2/5号)掲載、上野顕太郎『いちマルはち』第28回

いい一発ネタでした。そして連載28週目にして初の。 「完」。 …それだけよ?いいじゃん、俺はうれしかったの!!(完)

週刊アスキーNo.915(2013 2/5号)掲載、越智善彦『ドロイどん』62

今回のタイトル絵はひなたちゃんがびっくり顔ですね。 \ / 〇 〇 △ ↑こんなの。この絵をやや横から描く、隣には同じく白丸目のドロイドくんいるけど彼(?)はいつも通り、てのがうまみですね。 まあ私も今回の結末は驚いたというかあぜんとしたというか、さ…

同人誌『ひゃははなよっぱらい』(越智善彦)

越智善彦『ドロイどん』の話をしてたら、アトリエシリーズ同人誌の話もしたくなったので。 越智善彦の同人誌、よっぱらいシリーズ。テレビゲーム「〜のアトリエ」シリーズの二次創作、というよりは半オフィシャルと称すべきシリーズです。 経緯を説明します…