2017-01-01から1年間の記事一覧

ハルタ 2017-MARCH volume 42

帯裏にて、丸山薫『図書室のキハラさん』新連載。絵物語だな、これ。横長コマの力。 ●サワミソノ『丁寧に恋して』/新連載。まず前号の感想記事で、予告カットの印象を“ハルタ読者層考えてか絵柄を変え過ぎでは”と書いたのだが、本編では特にそんな兆候もな…

週刊少年チャンピオン2017年19号

表紙は『BEASTARS』のレゴシと『六道の悪女たち』の乱奈。いい目線のツーショットである。 ●板垣巴留『BEASTARS』/まっとうに青春してるなあ。駅内の改札や椅子のサイズ分け、看板や浮浪者といったディティールは、学園内がやはり特別区であることも感じさ…

古橋秀之原作ということで、ヒロアカ外伝の1巻を買いました。陰VS陰というテーマ――だからこそ“凡人”の“日常”とも地続きである――は、ワートリ派の私(すまんね)にも親しみやすく、楽しく読めました。あとこれは可愛い方の古橋ヒロインですね、うむ。今後にも期…

週刊少年チャンピオン2017年18号

※3月30日発売号。 ●中村勇志『六道の悪女たち』/すんなり学園生活送っていくのか。まあ爆弾抱えてる状態には変わりないが。 ●浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』/だからさ、構成力あるからホラーネタは普通に怖いんだって…。 ●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤ…

週刊少年チャンピオン2017年17号

※3月23日発売号。 ●板垣恵介『刃牙道』/一応、対外的な秘密保持も目的ではあるわけか。でも消せんよな。 ●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/サテツさんはドロップの品川だったのだ…。 ●佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/危機に陥ったことによる覚醒。恐怖は…

アニメ『かみさまみならい ヒミツのここたま』の、昨年度の最終放送回が実によかった。二人の少女が出会い、友達になり、別れを迎える、その過程を一年かけてじっくり描いてくれた。もちろん構成としては定番と呼べるものだが、“真意”をようやっとここで明か…

コミックビーム2017年4月号

表紙は『地底旅行』。確かにカッコよい。 ●おくやまゆか『むかしこっぷり』/シリーズ新連載。聞き書き、ということになるんだろうか。この絵で描写されるエピソード自体独特のおもしろさであるが、末尾に入る話者と作者のふれあい、その視線の距離感がまた…

週刊少年チャンピオン2017年16号

※3月16日発売号。 ●荒達哉『ハリガネサービス』/合同合宿って、このタイミングで入れる展開じゃないだろう。まあ誌面的にも腐女子票取りにきたのかな。 ●瀬口忍『囚人リク』/サブタイトル「男気」って主人公側か。流石だ。 ●いなずまたかし『SIX』/新連載…

週刊少年チャンピオン2017年15号

※3月9日発売号。 ●石黒正数『木曜日のフルット』/単行本発売記念2本立て。地口、からの重ねオチ。 ●中村勇志『六道の悪女たち』/そこでの味方アピールまで目算に入れてる可能性もないではないが、わりとピュアだからね、この作品の不良は。 ●渡辺航『弱虫…

アニメ『プリパラ』、いい最終回だった。胸を張って“子供向け”として幕引きできるのも幸福なことだよな、今や。 シリーズ構成が土屋理敬である、という一点のみで見始めた私なのだが、大変楽しみ、衝撃を受け、満足できる3年間であった。正直2年目終盤には<…

ハルタ 2017-FEBRUARY volume 41(その2)

近藤聡乃『A子さんの恋人』第29回 ●マンガには、コマの外・枠を黒で塗りつぶす手法が、“過去・回想内”の場面を表現する技術としてある。また、作中で流れる時間とは別のエピソードを、丸角のコマで挿入する手法もあり、これも往々にして過去や回想内の場面を…

ハルタ 2017-FEBRUARY volume 41(その1)

※先月号です。 このタイミングで表紙も裏表紙もケモナー向けなんだね、すごーい! レコメン・ポップ・フェローズ応募用紙のアンケート欄が「心に残った小説」。コミックビームの方でラヴクラフトやヴェルヌのコミカライズが調子いいから、とかそういう目的だ…

週刊少年チャンピオン2017年14号

※3月2日発売号。 ●西修『魔入りました!入間くん』/新連載。お人好し少年が異世界学校へ。はい、女性ウケしそう。 ●板垣恵介『刃牙道』/一喝。しかしなぜここで、ざわ…(福本伸行ナール体)。まあ私の中では、福本も板垣も“90年代のリアル”に属するおはなし…

週刊少年チャンピオン2017年13号

※2月23日発売号。 ●古川一・白土悠介『虚ろう君と』/新連載。人には見えないバディで超能力バトル。ああ、女性ウケしそう。 ●板垣恵介『刃牙道』/話どこに向かってるんだって感じだが、アニメ版『バキ』の脚本チェックしてたら当時のノリまたやりたくなっ…

我ながら『実は私は』終わったら、ここまで気が抜けるとは思わなんだ。

コミックビーム2017年3月号

●conix『青高チア部はかわいくない!』/新連載。チアガールの漫画ってエロしか知らない、はさておき女子高校生コメディ。部活コミュニティの代替わりによる方針転換、と硬軟どちらにも針振れそうではある。欲求に忠実な主人公と、囲む仲間達の温度も一様で…

週刊少年チャンピオン2017年12号

●渡辺航『弱虫ペダル』/連載9周年巻頭カラー。解説役も諦観もモブの本懐って感じだが、いやまあ。 ●浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』/勇子のキバは実私へのはなむけだったりする? ●板垣恵介『刃牙道』/勇次郎は落雷、ドイルは電気椅子で無事だったのに、…

週刊少年チャンピオン2017年11号

グラビアが『六道の悪女たち』コラボ。マンガの方でもいずれ水着回あるんだろうね。 ●中村勇志『六道の悪女たち』/カラー見開きで得物持ってるのが女性陣だけという。冒頭は日常コメディ、こわい。乱奈は因縁設定あるから展開的に関わらせなかったのか。 ●…

週刊少年チャンピオン2017年10号

付録冊子、そういえばドカベン1巻から出てるのは山田と岩鬼だけなんだな。 ●水島新司『ドカベン ドリームトーナメント編』/シリーズ最終戦開幕。でも優勝チームはメジャーと戦う、と以前言ってたんだが(5年半前)。キャラ紹介コーナー、大楽は負かされ役出自…

週刊少年チャンピオン2017年9号

●陸井栄史(監修・サイプレス上野)『サウエとラップ〜自由形〜』/新連載。インタビューで監修者が「遊び」と言ってるわけだし、エンタメとしてある言葉を見る舞台でいいのか。『詩人ケン』とは違うわな、まあ。お経が手書きとか空也上人モチーフとか変な所が…

週刊少年チャンピオン2017年8号

●瀬口忍『囚人リク』/巻頭カラー。力業な死角。物語にあっては強引さも魅力よ。 ●渡辺航『弱虫ペダル』/この手の戦略見ると、アマゴワクチン!(みどりのマキバオー)と思ってしまう世代。 ●浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』/雪だるまシリーズ、てとってつけ…

週刊少年チャンピオン2017年7号

表紙は刃牙&坂道。「ULTRA VICTORY 2017」!!付録ポスターもその2作、て花山も入るの? ●板垣恵介『刃牙道』/なぜ今更こんなザコ戦を、と思っていたが一対多数を描いてみたかったのかな。 ●渡辺航『弱虫ペダル』/恨みをよそに買わせるのは成長なのか。別チ…

ハルタ 2016-DECEMBER volume 40

※先月号です。 「レコメン・ポップ・フェローズ」応募要項掲載。執筆陣に今描いてない作家もいるとちょっとほっとしたり。宮田紘次の名前も。 ●山本和音『星明かりグラフィクス』/新連載。美大の才能ある潔癖症と、そんな彼女を利用するべく近づく友人。誌…

コミックビーム2017年2月号

表紙絵は桜玉吉。アオリは「そのうちなんとかなるかもね。」お、おう。 ●H.P.ラヴクラフト・田辺剛『狂気の山脈にて』/以前と今回、どちらも異生物発見シーンが見開きなのだけれども、状況で変わる雰囲気、その描き分け。 ●桜玉吉『ざらめ月夜』/読み切り6…

コミックビーム2017年1月号

※先月号です。 表紙絵は丸尾末広。黒地にピンクと水色のフォント。 で、めくると表2広告が劇場版SAO、左にカネコアツシのカラー絵。広告の色味はあえて合わせたのかな。 ●カネコアツシ『デスコ』/巻頭カラー。カラー4ページの内、1・4ページ目で見開き絵2分…

あけましておめでとうございます(遅)。 今年も従来通りちょろちょろ更新していきたく思います。