週刊少年チャンピオン2017年9号

●陸井栄史(監修・サイプレス上野)『サウエとラップ〜自由形〜』/新連載。インタビューで監修者が「遊び」と言ってるわけだし、エンタメとしてある言葉を見る舞台でいいのか。『詩人ケン』とは違うわな、まあ。お経が手書きとか空也上人モチーフとか変な所が気になる。
渡辺航弱虫ペダル』/才能という魔性に見入られてる感がな、相変わらず。
板垣恵介刃牙道』/やっちまったか。本部の気苦労無駄になっちゃった感半端ないんですけど。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/アクション&スペクタクル&ミッシングリンク、には全然ならないのがよい所。この緊張感が画面構成力の賜物って話だから。視線の絵(コマまたぎ矢印)。電車内を窓の外から描く構図。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/電話ボックス利用風景って、最近のマンガでは珍しいかな。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/更正キャラの過去、からの映し身。主人公自身も昔はこういう性格だったもんなあ。
●ニャロメン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/エフェクトで笑わせるのだってタイミングだからな、うまいよ。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/個人的には、ひさびさに面白かった。やっぱり俺、キャラじゃなくてスラップスティックのドタバタが好きなんだよな、この作品については。語り手の距離感による設定説明ノリとネタの密度で、初期の破壊力を感じた今回。
●瀬口忍『囚人リク』/罠か。この冷徹キャラも豹変しそうだ。
カプコン芹沢直樹バイオハザード〜ヘヴンリーアイランド〜』/そりゃあれだけ休載はさんだら覚えてねえよ…。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/主人公勢の主婦集団に始まり、継続中の釜焼きで終わる。
板垣巴留BEASTARS』/寝たオスから情けは受けない…よくわからんこだわり。拒否も歓喜も反射行動として。
車田正美聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』/サブタイトル「人馬伝説」、ておい!(笑)
●大丸一郎『嘘』/読み切り。メタネタの着地としては、まあ。
●掛丸翔『少年ラケット』/いい先生じゃないか。これが“誕生日”ね、なるほど。
●佐藤ショーキ『スシネタ戦隊 マワッテルンジャー』/読み切り。戦隊ネタ。
増田英二『実は私は』/できてたか、てドッキリネタ読み切りの後に読まされるのもなんだが。壁であり先達であり師であり友人であり家族、と一番濃いキャラに育ったのは親父さんじゃないだろうか。ちゃんと岡とさくらの事も気にかけてるしな…嶋…。残り3話。
木佐貫卓『マル勇 九ノ島さん』/そもそも世界の存在自体を消滅させてるんだから、それを悪事と認識できるのも九ノ島だけって話だよな?俺を理解できるのはお前だけ的な。次回最終回。


  • 濃いねぇ、新連載陣。