コミックビーム2012年6月号

  • 表紙は『ママゴト』。絵柄といいアオリ文(「傷つくことだけ上手になって…。」)といい、ビームにしては珍しい、か?女性マンガ誌コーナーに平積みされてましたよ。

いしかわじゅん吉祥寺キャットウォーク』/巻頭カラー。どんどんヤクザキャラが話の中心に。ある意味、狩撫麻礼(ひじかた憂峰)が今やってる“元殺し屋”や“探偵”に近い立ち位置なのかなあ、と。
松田洋子『ママゴト』/ちゃんとした家族、て、ああ、これは危険だ。兄弟愛、というより友情に心あたたまるのは確かなんだが、うう、先が不安だよー。/映子さんは今月、表紙だけなのな。
須藤真澄『庭先塩梅』/輪廻転生恋愛モノ…のパロディでこれは笑う。獣って。/別れるのもまた運命、というのをジャンルとして織り込むべきだな、うん。
ヤマザキマリテルマエ・ロマエ』/状況確認かよ!/馬油は実家にもあったんでなつかしい&「CAVE」で「離せ」って意味なのか。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/ひっでえ…(笑)。温泉行きはもうわざとですね。
森泉岳土『夜は墾しく』/読み切り。人は忘れる、が今はまだ、だよな。意識として。
唐沢なをき地震怖いくん』/読み切り。備えあれば、というのは確かですが。
唐沢なをき『まんが極道』/区分。まあ定義づけより、自分が読者として好みかどうか、に落ち着くのでしょうけれど。定期購読している(全掲載作品を読んでいる)マンガ誌3冊な私でも、“次を待っている”漫画家は10人くらいいるわけで。
三宅乱丈イムリ』/なるほど、「道具を友とする」前提がそういうことか。「抗体」的な。/で、ピアジェの回想時同様、ミムリの眉にも変形処置らしきものが。(アップのカット入れて見やすくなってる!)
新井英樹『SCATTER スキャッター -あなたがここにいてほしい-』/「これはまず人間の話だろうが」という怒号の重みは、この作家の描写力ならでは。紹介する、ってことは遊佐は産ませる側になるのかな。/あと、この精子制止方法(失礼)は性癖によっては逆効果だよね。
羽生生純『いってミヨーン やってミヨーン』/そこで勃つのは『青』の主人公っぽいが。プロローグ終了、でしょうか。
安永知澄『赤パン先生!』/前々回、前回ときてこの過去は。『ママゴト』とはまた別方向からキリキリくる。
タイム涼介『I.C.U.』/ここで外の視点から見せるというのは、やっぱり話としておもしろい。
竹本泉『あかねこの悪魔』/いや、理由は読者サービスなのでは…。
●鮪オーケストラ『マグロ交響曲』/ひでえなあもう(笑)。
山川直人『澄江堂主人』/顔芸がコミカル、ではあるのだが、だからこそ余計に。
丸尾末広『瓶詰の地獄』/読み切り後編。肉体の存在感の強烈さ。最後の作者からの言葉は、結び方に困ったんじゃないか、とも。


  • 次号、創刊200号!編集長コラムで、編集部全員が俺みたいな性格だったら、気づかないし面倒くさいから記念号とか一切やらないだろう、と書かれてますけど、でも150号は何もやらなかったよね…?
  • ゲロゲロプースカ』新装版出るのか…。