週刊少年チャンピオン2012年24号

渡辺航弱虫ペダル』/はりつく、か。考えてみたら、坂道はここまで「自分が(一番)前に出る」という意識は見せてないんだよな。最終盤にきて、それがどうなるか。
古谷野孝雄ANGEL VOICE』/オレたちらしく、という言葉に集約されるのがいい。
稲山覚也てんむす』/最強対決の次は最弱対決、なんて言っちまったらアレですが。回想のこれから一年間、つき合ってきた先輩方も結構な人のよさ。
安部真弘侵略!イカ娘』/歯あるのかよ!すぐ生えかわるんじゃなイカ?
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/タイトルのアオリ(笑)。斬新な販促ですね。/宮ウザーさんはお休み中だからなぁ…て、マジ変質者登場といい「ロリドーン」オチといい何だこれ。やっぱり作者も狙ってるのか。
小沢としお『ガキ教室』/まさに「ガキ」達。描写の雰囲気がすごくいい。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/湯船の深さ。
増田英二『さくらDISCORD』/許されていた。あったけえ人じゃねぇですか。Kill the past!
阿部共実空が灰色だから』/で、これも救いの物語…なのか?内面描写がまた強烈ですが、黒化怒髪天。/でもこのくらいの倫理だか自意識だか差別意識持ち合わせてんのがデフォルトじゃね、“学生”時代なんて。それで一人で憤慨したり泣いたり。(え、普通じゃないの?)まあ目線引いたらどっちもどっち、「普通」も正誤もない、すべては個人の都合、に落ち着くわけですが、それでは物語というものが成立せんのじゃ!いやマジで。/最後に共感してくれた皆さんも、“常に味方”ではありえないわけだし。そこであえて「世界の中心」さんまで交ぜてきてるし、もう。そしてこの作者なら、佐藤と田中目線でも描けるんだろうしなあ。
鈴木央『ちぐはぐラバーズ』/ニ、ニセモノだぁーーっ!!>海兄。
佐渡川準ハンザスカイ』/三角関係修羅場回ですね、ちがいます。
●円山晃『川井とはじめてのともだち』/新人読み切り。作者名のアオリがおい。バカだけどいい話、になり損なうというオチのつけ方は好み。


  • 次号より、『バチバチ』新章開始。