週刊少年チャンピオン2012年41号

  • 表紙右上の別チャン表紙予告、おもしろすぎだろ。

水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/表紙はオールスターの様相、っておいジャンボ。/付録で名勝負紹介冊子。出版社の垣根をこえて、っておいジャンボ。/水島新司井上雄彦の対談掲載。キャラクターを掘り下げることでストーリーを作る、という共通点についてはなるほど。水島氏の「描いてる時が一番楽しい」「しめきり遅れたこともない」発言はさすが。今回のジンクス長回しのコミカルさは、まんま対談中の権左の話題影響してるんじゃないだろうか。
●瀬口忍『囚人リク』/早食いというのは感謝の意にそぐわないのでは。とはいえ、この「ごちそうさま」姿には、『ツマヌダ格闘街』のドラエさんの「礼」がダブったね、マジで。リクの笑顔にレノマが救われる、というのもいい。/次号より3号連続巻頭カラー!
渡辺航弱虫ペダル』/ヒメでも通じない!これはここまで読んできた読者にはキツい光景。どうするんだ。キャラシンクロ?(今のカギューみたく。)
渡辺航弱虫ペダル SPARE BIKE』/巻島編最終回、で同時連載も一旦中断とのこと。/異形を貫いて優勝、てのは坂道とも近いかな。その当人にもヒーローとして映る姿。ギャグで落とすのは好き。(ひさしぶりに見れたし。)
竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』/これがストレートに怒りフラグ、になるわけでもなさそうですがさて。またもや世代のばらけた大会風景がくるわけですな。
木々津克久名探偵マーニー』/運命の巡り合い…なのかなあ。これで互いに満たされるのかというと、一緒に参列続けるだけのような気も。毎回うまいこと心の隙間ついてきますよねー。
細川雅巳シュガーレス』/辛抱たまらずみんなで乱戦パーティー。『最強伝説黒沢』に近いような真逆なような。楽しそうで結構。
阿部共実空が灰色だから』/これはエグいわ…。見せない顔がある、虚勢を張るってのは普通にあって、そこで他人がまんま受け取る、何か影響されるってのは日常レベルの出来事ですが。ここでは自己投影した上で、理想像の仮託やら自傷的な嗜虐心やらが噴き出し、それ受ける側も虚像の盲信ふくらませるに過ぎず。/しかも、結果それで両者救われてるし楽しんでるし悦んでるのよね。一時的にせよ、なんだけど、そもそもそれらは永続的じゃあない。だからこれ、構造としては“正しい”んですよ、リアルで。身もふたもなくあけすけに言っちまえば、往々にしてこういうものなんですよ、人間同士の与える影響なんて。その暴走も、背後の生身も込みで。だからこそ、エグい。痛ましく、悲しい。
●重本ハジメ『鬼さんコチラ』/大ゴマ絵の迫力が見事。主人公もヒロインも宿命にとらわれた立場なわけで、今後の物語展開にも期待が持てる。氷鬼さんも妖艶でステキだ。
小沢としお『ガキ教室』/日常と地続きなのが、また重い。
●サブ『ラララライブ』/続いてたのかよ!>前回ラスゴマ。