- かがみふみをの胸キュンもの。(わかりやすい。)
- 『きみといると』を初めとする、作者が中学生や高校生を主人公に距離が近づく様を描いた諸作については「かわいいー!」という補助線で心理的文脈カバーしつつ存分に胸キュンできてきたわけですが。今回は大学生どうしということで、正直ちょっとどうかな、俺はのれるかな、と読む前は思っていたのです。
- しかしそれは杞憂でした。これはこれでかわいい、というか“裸を見る”、“体に触れる”といった「行為」でキュンキュンさせてくれるのでした。田中ユタカのエロマンガが、最近は大人を主人公にした作品ばかりになっているのですが、脈絡として近いもの感じた。描き手のリアルとして。
- 一番感心した、うなり笑いしたのは「(落ちている)陰毛」というガジェットの描き方。かわいいんだ、これが。青木雄二『ナニワ金融道』で、ソープに落とされた姉ちゃんが排水口から箸で陰毛つまみ上げる場面以来の活気的表現かもしれない、て言ってみたかったごめんなさい。いや、でも本当、好きな場面なんです。
- ほっこりさせてくれる、よろしい作品でした。