週刊少年チャンピオン2016年13号

板垣恵介刃牙道』/巻頭カラー見開きで本部、でも登場するのはピクル、と渋川登場時にもやったパターン。(わざと?)巨大生物ネタもかつては“グローバル”の指標だったけど、なんかもう都市伝説の風情だね。
渡辺航弱虫ペダル』/希望が残っていれば闘える。まだ二日目だけど。
荒達哉『ハリガネサービス』/空調で不発とは…。才能の機械への敗北か。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/技術の粋・用心無用シリーズ。構成は言わずもがな、オチの引き絵での台無し感がよい。
増田英二&盆ノ木至『実は私は×吸血鬼すぐ死ぬ』/コラボ読み切り4ページ。いいドヤ顔コンビセンターカラー扉絵。本編ではしばらく出てない白神さんですが、今回の男の奪い合いネタも設定(二次妄想御供データベース、てか)としてありえても作品世界で語られるおはなしとしちゃ成りがたかったんでよかったんじゃないですか、楽しく可愛くテンポよく。しかしそうか、今は黒峰が「週チャン1のモテ男」になるのか。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/ジョンのお使い。ほのぼのから後半のテンション&スピードアップすげえな、と思ってたら衝撃のヒキで次回へ。柱で各キャラのじつわた推しヒロイン紹介、とおもしろい遊び。
増田英二『実は私は』/岡編完結。状況は変わらずとも、懸命さは伝わり前を向けたと。主人公の姿勢の伝播として語られるのもいい。ある種『さくらDISCORD』イズムの再演キャラだよね、行動は岡でラストの笑顔は島公で。あと、私的最低評価をくだしていた99話が、ここで否定される為に存在した内容だったと明示されてスッキリ。ざま…ハッ、心の声が!
●瀬口忍『囚人リク』/レノマも不殺貫くか。なんだか悪役が顔芸キャラ揃いになってるけど、リクの必死な表情との対比でもあるか。そして、ラストのこの顔は!
●掛丸翔『少年ラケット』/トイレエピソードというのも定型のおもしろさではあるかも。
安部真弘侵略!イカ娘』/最終回。爆発オチだけど設定上問題なかったし、その設定も最終回合わせだから通ずるし、それ以前にそもそもゆるゆる作品だし、まあメタエンド。顔見せない演出からの微妙顔は、さすがに9年描いてれば上手くもなるわなあと。お疲れ様でした。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/双方、闘いへの期待に燃える様。好敵手ってやつだ。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/そこで三つ子ネタかよ。
●鈴木優太『正義の殺人鬼』/この謎トリックと不穏キャラのダーティー合戦、嫌いではない。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/首チョンパ。変なエロスがある。
藤井良樹・佐藤周一郎『BADBROS』/殺人野球。
細川雅巳『錻力のアーチスト』/殺人野球。(画像はイメージです。)
小沢としお『Gメン』/ケンカとコメディ。楽しそうですね。
●松本豊『スメラギドレッサーズ』/一蹴。とはいえよかった、まだ連載続きそうだ。有明のサミット…コスプレ関係?
木々津克久『兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿』/最終回。ヘアピンも桃園さんのラブコメも伏線でしたか。闇を見続けた時に人は、というのはマーニーにも通じるテーマだが、本作では日常に回帰してエンドマーク。いい終わり方だ。お疲れ様でした。
石黒正数木曜日のフルット』/嘘はおはなしである。いい話だ。