ハルタ 2013-AUGUST volume 7

  • 来月は刊行お休みということで、今月号は「特大合併号」(帯より)。947ページ、680円。

白浜鴎『エニデヴィ』/救済そのものの内実をうんぬん、て話は初ですか。しかし五芒星バズーカって。天使撃った銃も特別製だろうか。
八十八良『不死の猟犬』/あらためて絵で描かれると、死亡リセット設定のチートっぷりがすげえな。テレビゲームエンドはないでしょうけど…。
森薫乙嫁語り』/ここで裏切りか。そりゃ損得で動く人間なわけだからなあ。
笠井スイジゼル・アラン』/つらいな。いいシーン、救いなんだけど、つらいな。
久慈光久狼の口 〜ヴォルフスムント〜』/ついに、ついにこの時が。これまでの登場人物がフラッシュバックして新たな力が、というのはお約束ですが、あくまでここでは憎悪と憤怒という形なのが、なんともはや。
福島聡星屑ニーナ』/知識で動くのではなく狂うことを会得した、という所でまさかの超展開。次回、ついに最終回。
入江亜季乱と灰色の世界』/悪の心が分離した!これは敗北フラグ。乱の魔法描写はやはりいいですね、花吹雪。
●菊池まりこ『カプチーノ』/こんな二人がついに、ちゅー。だがのぞかれていた、というのがテイストですね。
●佐野菜美『坂本ですが?』/どんな理由があろうと!おれは友達を傷つける奴は許さない!!
●嵐田佐和子『鋼鉄騎士シュヴァリオン』/シュヴァリオン誕生編、て異星人&代替わりなのか。みんなの勇気ある描写がヒーローっぽくてカッコよい…あれ?こんな感想抱いたの12回目にして初めてじゃね?「お誕生日会のはじまりだ!!」
●高田築『補助隊モズクス』/見参、そしてまた見参!!本当、絵の見せ方にほれぼれさせられる作品。/来月2巻発売!
●冨明仁『ストラヴァガンツァ 〜異彩の姫〜』/巨人族登場。この辺の造形描写はさすが。
宮田紘次『犬神姫にくちづけ』/コン・ゲーム的知略戦による勝利。だがやはりメインはラブラブっぷりなのだ。
樫木祐人ハクメイとミコチ』/夫婦キャラ初登場。無愛想な旦那とぐいぐい来るおかみさん、いいですなあ。でっかいスイカがうらやましい。
長崎ライチふうらい姉妹』/家を追い出される、だと…。
丸山薫『事件記者トトコ!』/目からビーム!汗フェチはあくまで自然状況や運動の結果として希求すべきじゃないのかな、ぼくよくわかんないけど。恋心展開はまさかの星屑シンクロか。
中村哲也『魔街の坂』/ファンタジー戦闘描写をじっくりと。読ませる。
●長澤真『瑪瑙之竜』/時間が飛んでエピローグ前編。學はお前、あんだけ自分は大人だってキレてた奴がロリとくっつくってどうなの(言いがかり)。次回最終回。
●空木哲生『鴨の水かき』/北欧デザイン編最終章。ここであっさり局長が折れちゃうのを物足りない、と思ってしまうのはディテール描写から新井英樹を重ねてた私の間違い。とはいえ、ラストのやりとりできっちりリアルとほろ苦さ残されてるか。エピソード通しての、タバコというアイテムの扱いが見事。/単行本1巻&短編集が10月発売!
●夏本満『保健室の黒便り』/白井さんが天使すぎるだろ…!!(キュン)しかし前回のヒキからすると、この後には悲劇展開が待ってるみたいなんだよなぁ。うーむ。
●紗久楽さわ『かぶき伊佐』/かつてない悲劇の中、最初の悪戯心に戻り、その魂の健在ぶりを示し、目の前の現実を打ち払う。すごくいい展開。
●徳永龍人『回路の向こう』/読み切り。人に会いに行くロボット、喪失と成就。うん、ベタながらいいものです。