- 週刊アスキー No.936(2013 7/9-16)53ページ
越智善彦先生の描くヴヴヴ。
という小ネタもあげつつ。主人公の名前を誤記「あまねちゃん」から「ひなたちゃん」に修正しつつ過去記事ながめてたら、『ドロイどん』感想の自家撞着こじらせてく様のあからさまさに自分でげんなりしたのでクールダウンします。引きます。愛あればこそ。
●2コマ目〜4コマ目。ちなみに1コマ目は校舎です。
●2コマ目でまず、この「キャアー… キャアー」というオノマトペが目に入ります。かなり傾けて描かれてます。このー…の延長線上から聞こえてきてるわけです。
●で、コマの下部に目がいくとドロイドがずらっと並んでます。ドロンパ柄とかパンダ柄とか(笑)。で、ドロイどんが「ピポ」と音立てて、こちらはスクリーントーン貼られた吹き出し中のオノマトペ出して、顔が他とずれている。「キャアー… キャアー」に反応して「ピポ」となったと。影はおなじみ、カケアミです。
●3コマ目、「キョロ……」とあたり見回すドロイどん。よく見るとこの動線も、端が点です。須藤真澄のツートン線みたく。
●まあそれより私としてはこのコマ、隣の∀ガンダムなドロイドがたまらん。好きですターンA、というか全話見たガンダムは∀だけなんですすいません、閑話休題。
●4コマ目、一段目最後のコマです。ここで読者の視線の移動方向同様、左側に「ビューン」とドロイどんが走り去ります。この砂煙の描写とか好きです。
●二段目にいきます。先ほど一段目最後のコマで、左に走り去ったドロイどん。それを追った読者の視線が、ページ左端から折り返して見るのがこのコマです。読む視線がコマの左上から入って下に向かう、それと同じ方向にドロイどんが走ってます。効果的な見せ方です。
●この金網の絵をコマを斜めに区切る形で描いて、効果ねらって描かれた構図です、たぶん。ドロイどんが走りながら、はたと気づき表現の漫符を出して、そこから読む「キャアア キャアア」というオノマトペが、金網を越える形に描いてあります。
●で、次のコマは金網の中の描写です。プールですね。水泳帽かぶってるのに、なぜかひなたちゃんはツインテール健在なんですけれども、だがそれがいいと。
●この「ピ・」という矢印つきオノマトペというのも変わった表現ですよね。ここですよ、てことですか。以上です。
