週刊少年チャンピオン2014年4+5号

  • 表紙のアオリ「衝撃の重大特報!!巻頭カラーで発表!!」なんですが、カラー1ページ3コマで例のスロー分節絵に「新春超特報 バキ再開決定!!詳しくは次号、板垣恵介スペシャルインタビューで!!」てなアオリで、言ってみれば前号の発表予告が見開き2ページで今回の具体的内容についての情報は皆無の特報が1ページで、つまり短いわ。

渡辺航弱虫ペダル』/二本立て。一本目、オールカラー10ページ。冬の雪中でのレースという夢の光景。東堂のこの行動は巻ちゃんへの思い込みでしょう。/二本目。これまで強者、天才を描いてきた作品が、おはなしとしてのこの要素にどう向かい合うか。群像劇にはなりつつあるのかね。/小説版の執筆者が渡航だったりはしないんですね、はい。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/おなじみ金鉄サイレント。今回はキャラ見せずに風景で語る、というコマも。もうこれバンドデシネ圏に輸出できるんじゃねえの。(笑いながら)
佐藤タカヒロ『バチバチBURST』/根性に対して恐怖を覚える天才。うむ。
増田英二『実は私は』/憔悴委員長の暴走祝福が楽しすぎ。料理が出し物ってのはこれありきのネタじゃないのか。一転、ラストの理性と本心のせめぎ合いはしんみり読ませてくる。ネームのうまさ込みで、これを表現技術として描ける人なんだよなあ。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/なんかしらんが岩鬼が池の鯉つかみ取りする場面にグッときた。あれよ、ナニワ金融道で浦切のおっさんが今日は殺生やめとこって河原で鯉逃がす場面と文脈として共通するような、なんかしらんが。/選手名鑑、ゴルフしたこともあるんだね。
●瀬口忍『囚人リク』/宗教軍との戦いはなあ、と思いきや、まさかの囚人軍隊化作戦。これは今後、大戦争展開もありえますね。
●林屋源之介『突発!コハルの武技』/クラスメイトぼこられる中、キレるポイントそこかよ。イナカッペ、いい響きだ。
車田正美聖闘士星矢 THE NEXT DIMENSION 冥王神話』/デストールさんの生き生きとしたこと。長年培ってきた世界のお約束ぶち壊す、というのは確かに作家として楽しいのかも。
木々津克久名探偵マーニー』/オチにぞっとした。形さえ残らないよりはまだいい、のかなあ。
●重本ハジメ『雨天決行』/戦闘開始。天からの水と地からの水って差はあるんだよな。
●陸井栄史『いきいきごんぼZ』/王道たるカタルシス、たぶん。まあはだしのゲンもやってたことだし。
丸山哲弘『3LDKの花子さん』/リョナのような何か。
ルノアール兄弟『ムーメン 警視庁非科学捜査班事件ファイル』/この声優ファンはよくない。メガネと帽子ってそういうことかよ。


  • 巻末インタビュー、やっぱりプロレスラーの言葉はおもしろい。取材記者の力量はもちろんですが。