劇場版あしたのジョー2

三重テレビ、1月2日午前9時30分〜11時40分。
●本編112分の映画で、エンドクレジット終了時11時31分。ぜいたく!その短い枠での地方色なCMもろもろも、新春バージョンで。
●昔は元旦の朝から、めぞん一刻劇場版放送したこともある三重テレビです。でもあれは65分だったんですな。
●正直ネタのつもりで見始めたのだが、いやさ濃厚な熱さ。引き込まれた、見入ってしまった。
●バトル漫画の原型、というのは確かにその通りだ。
ジョーを問い詰めるのりちゃんと、カーロスをあわれむマンモス西の長台詞の重いこと速いこと。橋田壽賀子が参考にしたという梶原作劇。
梶原一騎的な“男”で“滅びの美学”な世界にも、ちばてつや的ペーソスがきいてるのがよいね、とわかりきったことをあらためて。
●回想で豚に乗ってる場面が出てきてうれしかった。総集編としての映画版なんだけれども、ドヤ街のチビ達の役回りがしっかりある辺りもふくめ、その要素が失われていく哀しみが重視されていると思う、ちゃんと。たぶんそれが共通理解としてあったのよね、その価値が。
●しかしカーロスはきついなあ、やっぱり。
●見れてよかったよ。



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