週刊少年チャンピオン2012年34号

  • 水着にブーツか、なるほど。>グラビア

一智和智渡辺義彦『バーサスアース』/新連載。私は地球が嫌いだ、なぜなら地球は最初から破壊も殺戮もしてくるからな、と。パニックホラーというよりファンタジーに見えるのはバトル描写、特に武器設定の方を見せ場に描いているからか。/ラスボスが地球、というSTGもありましたなぁ。
板垣恵介範馬刃牙』/満足はしてるんだ、5年前と違って。普通に考えれば蹴ったのは幽霊だが(普通じゃないし)、お母さんのお腹を蹴ったとかそういうことかもしれん、違うかもしれん。
●瀬口忍『囚人リク』/サブタイトルェ…。『クローバー』といい『ガキ教室』といい、女の人にひどいことをする奴がきっちりどす黒い悪として描かれるあたり、やっぱりチャンピオンは少年誌。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/浦安が夏休みを捨てるだと…!?これで来週からセリフの伏線回収だったらすごいですけど。/女先生はひさしぶりの適役出演。サブタイトル含め、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ネタは今の少年にも通じるのだろうか。初期に少年だった読者、の私には通じる。
●角光『パンダのこ』/排泄の世話は動物全般でよく聞く話ですね。のっけからいろいろありましたが、普通にいいショートギャグ作品ではないでしょうか。
佐藤タカヒロ『バチバチ』/あえて対比する描写だとはいえ、部屋違うだけで明暗違いすぎる。新章入ってからは心の闇がキツいなあ。
稲山覚也てんむす』/考えて戦って勝つ、基本ですな。ここで花咲くのはちょっと意外。勝利に部長も開眼。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/ぶっ飛んだハッタリですなあ、ぞお〜おお。すなおに正体が気になる。貸本作品のキャラだったりして…。
竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』/手加減にはペナルティ、うん正しい。実際、獲物の長さを考えると、別競技の経験生かせるかは難しいような。
本田真吾ハカイジュウ Another Side』/出張掲載最終回。救いのない結末、なのも含めてこの作品ってことですね。
阿部共実空が灰色だから』/私がこれを百合ではなくて友情、と読めるのは、これまでの関係がうかがえるかけ合いのテンポがあり、すれ違う時に強がりと寂しさがあり、相手が傷つけられた時に本気で怒り悲しみ歯を食いしばって支え合える間柄だからだ。情と義と温もりの世界だからだ。
小沢としお『ガキ教室』/コミカルに見せつつ、この内面の現れ、態度の差の描写はやっぱりうまい。ネットゲームの方で沼田君も関わってくるのかな。
細川雅巳シュガーレス』/なんか意外なヒキ。でもこの作品でこの状況下でこんな行動に出るのは、確かにこの主人公の役割なのかも。
●さと『りびんぐでっど!』/最終回。ラブラブエンド。出演キャラ大集合はよい光景。オヤジさん何やってんすか>手紙。最終巻宣伝文「ゾンビっ娘は君ん家の本棚で生き続けるよ!!!!」は名文句!/おもしろかった。ありがとうございました。
増田英二『さくらDISCORD』/最終回。笑顔の別れ。いい笑顔だよ。笑顔がそれとして機能する、この光景にたどり着く為の物語だった。キャラクターの内面も読者たる私の感情も、この世界で救いと幸運に出会い、それを味わい、最後には笑顔を浮かべることができたのだ。/いい作品でした。ありがとうございました。
石黒正数木曜日のフルット』/個人的に今回は編集者の注記がメインだったり。へぇー。/1コマ目、石黒氏の描くこの手のバカ顔は不思議なインパクトがあるんだよなあ。プリミティブ…とは違うしなあ。