コミックビーム2011年12月号
- 表紙がミューバ!ピンで!裏表紙がレイルソフト!エロゲ!
●三宅乱丈『イムリ』/他人を引きずり込む絶望。『ペット』もそうだったけどすごいよな、この感情(無感情?)描写。こうして描かれる「心」が展開を生む、という物語なんだよな。ガラナダとミューバ、ミューバ・チムリ・ヴィテジ、それぞれの表情が対比して描写される場面も、書かれぬ内心こそが迫りくるわけで。
●ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』/馬・・・。マキバオーみたいね。
●新井英樹『SCATTER スキャッター ―あなたがここにいてほしい―』/巣立ち、かな。遊佐さんのこれは不意打ち過ぎる。次回は新井漫画のディティール的に、豆腐作りの行程描写があると予想。
●志村貴子『放浪息子』/志村作品の登場人物にしてはめずらしく大人だ、というと語弊あるかもしらんが。て続くのね。
●三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/ここまで引っ張ってこんなかよ!で、次の相手、ひょっとしてフツーの人間なんだろうか・・・。
●鈴木みそ『限界集落温泉』/夢のようなアイディアが泉のごとく、という脈絡で読む楽しさだと思ってたら、またえらい展開に。タイトルはブランド名なのか。
●唐沢なをき『まんが極道』/「紛失」、ってシャレにならないし今回・・・。
●カネコアツシ『WET MOON』/エロスの描写、うまくなったよなあ。
●松田洋子『ママゴト』/幸せは大き過ぎない方がいい、ってね。いや、幸せでいいんですけど、あからさまだしもう!
●タイム涼介『I.C.U.』/このサブタイトルはしゃれてる・・・のだろうか。科学的な霊、とか期待しちゃう展開ですが。*1
●森泉岳土『ハルはきにけり』/読み切り。絵の独特さで見せますが、それ自体の出し方もこってますね。
●いましろたかし『ぼけまん』/描き込んでますなあ今回は。年齢層が高いという実感はリアルかつ、いましろ節といいますか。