週刊少年チャンピオン2018年32号



渡辺航弱虫ペダル』/500回突破記念巻頭カラー。結局、古参メンバー描いてる方が楽しそう。

夢枕獏(原作・板垣恵介、挿絵・藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/前章から時間とんでるのか。梢パパ(かどうか不明だが)と修行したのかな。

板垣巴留BEASTARS』/薬、噛みつき、決闘というモチーフに刃牙最大トーナメント編のジャックが連想される。意味する脈絡はそれぞれ真逆なのだが。リズの内面はどんどん自己暗示になってるんだけども、決闘において孤独と向き合うのかねえ。あとトマトの湯むき描写おかしくないか、と思ったが、そもそもこの毛だらけで爪伸びた手で料理するのがどうなんだって話だし。

増田英二『週刊少年ハチ』/作者の過去連載ふくめて見れば、カップル→チーム→学校とおはなしとして語る場を段階的に拡げてきてて、本作では題材的にも外部と向き合う構造になるわけだが。そこで設定の苦しさが先にきちゃう面は否めんなあ。海を越えたらおはなしの内圧が失われる少年マンガみたいなもんで。

●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/虚無!(はてしない物語)

●中村勇志『六道の悪女たち』/なんか笑う以上にあっけに取られる感の連発。

桜井のりお『ロロッロ!』/前回を別視点より。思いやりだ。

●安部真宏『あつまれ!ふしぎ研究部』/扉絵で右手の指がおなじみ畸形化してるわけだが、ちょっと思ったこと。



→せめて爪くらい描く真面目さがあれば、必然的に指の角度や手の構造も意識せざるを得ず、少しはまともな絵になるんだろうけどねえ。

平川哲弘『ヒマワリ』/震災の話が関わるのか。本作における“リアリティ”はディティールではなくサンプリング、という面はあるがそれはそれ。

荒達哉『ハリガネサービス』/チートにはチート、はい。

●灰谷音屋『ジュニオール』/野球部員でその戦闘スタイルはどうなの。ドカベンにおける巨漢の体当たりみたいなもんか。

●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/しびれは普通に肉体的ダメージなのでは…。まあ精神的ショックでも死ぬんだから意識の方に縛られるってことかも。

佐藤タカヒロ鮫島、最後の十五日』/決着。先人の像を背負って、という王道的ビジョンでもかなわなかった時、その絆が力になるのか。修羅道ではない片鱗が物語に浮かび始めたこの時に、なあ。

碓井春佳『少女ら、空が故』/読み切り。肉体派ヤンデレ百合。画力で損してる感はある。

森田将文『出陣★昆虫武将チョウソカベ!』/そっちが黒幕か。前連載も最後の敵は神だったしなあ。タイトル回収されるのはいいね。

●重本ハジメ『逆襲インフェルノ』/ラストの構成に、うっかりへうげものの信長連想してしまった。新しい味方はカッコいい…のか?

石黒正数木曜日のフルット』/作者に関心ないのにサイン会に来る人なんて、まあいるんでしょうけど。