週刊少年チャンピオン2017年43号

●伊科田海『GREAT OLD』/新連載。ファンタジーにSF的ハッタリ、といった世界観か。ケレンの効きはよい。

浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/祝・広島カープ優勝、て掲載速いな。なお、去年優勝時の私の感想がこれ。

→継続するとネタの見せ方も難しくなるよなあ。ということで、今回は(22年ぶり登場のキャラによる)プロレスネタ混合、というかサブタイトル的にはそっち優先。大人が子供にビンタしちゃいけない、というのは時事ネタ絡みかな。まあ主眼は、痛いけどうれしい(あと恥ずかしい)というガキであり女の子でありの内面だよ、溜めから開放で。

平川哲弘『ヒマワリ』/草刈機使用の際、「ヴォォォ」と白抜きオノマトペが舞い、刃のアップに吹き出しで「チッ チン」と入る、これがリアリティです。後追い上京展開か。

板垣巴留BEASTARS』/異界への入り口としての人肉食、というモチーフはまああるんだけども。この作者の場合、パンダへの言及といい、草食動物が肉を食べる事例についても知ってるのだろう。それこそ相原コージ『真・異種格闘大戦』で“革命者”のシマウマもやってたが。

佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/フィードバックで互いに強くなる、という少年マンガとしては熱血の展開が、この作品においては修羅の道だからなあ。

荒達哉『ハリガネサービス』/いやー、笑った。(すまん。)

●瀬口忍『囚人リク』/ヒロインは遅れてやって来る。

西修『魔入りました!入間くん』/マジでシリアスやるつもりなのか。こっちは笑えさえしなさそう。

●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/直情系ピュア暴走キャラ。一応、リベンジ果たせたってことで。

●天山まや『おタエさんは今日もたべたい』/攻撃受けると本体にもダメージ、スタンド設定だな。

森田将文『出陣★昆虫武将チョウソカベ!』/猫がいっぱい、受け継がれる意志(?)。コマ割多めながら見れる絵である。チョウソカベはようやくいい所見せた感。

福地カミオ『猫神じゃらし!』/最終回。大団円だな。悲劇設定と見せかけて、ブラフで済ませるのもまたよきかな。上手い、いい作品だった。お疲れ様でした。




週間少年チャンピオン2017年40号~42号

40号(※前々号)

  • 表紙は刃牙。キャッチコピー「挑み続けろ!!!」がマウスピースにあるのが、らしい身体感覚というか。



板垣恵介刃牙道』/2話掲載。生き残ったか。やっぱり烈の方がイレギュラーなのよな、ボクシング編といい。しかしこの戦い通して、花山の背中の侠客立ちがドメスティック精神論≒少年マンガフォークロアから、骨が丈夫!という構造解説になってしまった。(『喧嘩稼業』の影響ってこたないよな?)最凶死刑囚編にて、グローバル要素の領海侵犯から初戦を勝ち抜いた花山が、今回は設定のインフレから握撃も出せずに、なあ。/警察に囲まれつつ、ズタズタの刺青見せての会話は『土竜の唄』のパピヨンがダブる。勝敗論は第2シリーズ以降ずっと語られてるテーマではあるが、相手がファンタジー設定だし。

浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/ジョージ・ロメロ追悼。楽しそうだけど、オチはバイオレンスギャグと(あくまで)コスプレの対比という二重世界。

板垣恵介・山内雪奈央『バキ外伝 疵面』/読み切り。このノリは「創面」でいいのでは。

渡辺航弱虫ペダル』/あったね、そういう夢。しかし作者も実際インターハイ描き始めてから、こりゃ無理だ、となったんじゃないかしら。

●中村勇志『六道の悪女たち』/自分で指折ってそれで殴るのも刃牙リクオマージュかな、と一瞬思ったが、どっちもすでに相当前だしな。

●浦田カズヒロ『JINBA』/さすがに他の馬に手出しするのは妨害行為では…。後方からならおとがめなし?

荒達哉『ハリガネサービス』/過去エピソードがいつも“キャラ設定”で、スポーツ物という脈絡には全然寄与してない感じなのだけれども、むしろ今時はその方がウケいいのかしらん。

●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/スイカってタイトルでひたすら種飛ばしネタなのがちょっとおもしろい。

板垣巴留BEASTARS』/わが名はチェリーボーイ(みつどもえキャラソン)。愛情の反対は憎しみではなく無関心ってね。

安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』/①ドアの左側についたドアノブを、②左手で持ち、③外側に開けた際、④ドアの正面に立ってて内部を目撃する。こういうひどい流れをテキトーに描き飛ばす点、私は真面目に大っ嫌いである。ドアの形状が内開きでは、内部が建築構造としておかしいのでは、どういう空間描写だこれ、といった点はネタ優先として措いても、というより作者も読者も放置し続けてきたからこそ、まだこんなもん描いちゃうわけでしょ?

佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/受け継ぐ、もとい憑依的なものだろうか。

●天山まや『おタエさんは今日もたべたい』/これ、バトル展開はかみつき合い?

水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/普通に魔球ロジックに翻弄される展開も、久しぶりな気がする。

西修『魔入りました!入間くん』/元の絵柄があれなんで、どうも劇画調バカボンの風情に見える。

森田将文『出陣★昆虫武将チョウソカベ!』/新キャラ(虫)は家来。軍団結成みたいな展開になってくのかな。

●西倉新久『HOTEL R.I.P.』/出張読み切り。設定説明に近いか。死という題材に対して、おもしろい距離感。

福地カミオ『猫神じゃらし!』/過去編。母はケモナー向け。

●掛丸翔『少年ラケット』/最初の因縁にかえり、物語は終幕へ。




41号(※前号)

車田正美聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』/連載再開。えらく引っ張って出てきた蛇遣座は回復系。

浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/白衣の内側に武器が見切れるコマで笑ってしまった。

渡辺航弱虫ペダル』/足の筋肉は最後の手段だから呼び覚ましてなかった、とわかるようなわからんような。

森田将文『出陣★昆虫武将チョウソカベ!』/バーサクモードと乙女モード。

板垣恵介刃牙道』/ええ…その幕引きどうよ。マジで花山を出すお膳立てにすぎなかったのか、ここまで。

福地カミオ『猫神じゃらし!』/過去編終了。前回はきっかけのみに焦点をあわせ、今回は150年の因縁を8ページ内でざっくり描写。場面の選択と構成が巧いよやっぱり。かつては人を怨ませない者が、今は人から好かれる者が側にいる、という報恩。

佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/開戦、突進三連発。

板垣巴留BEASTARS』/相原コージ『真・異種格闘大戦』の闘犬VSオオカミは名勝負でしたね…違うか。自己管理、矯正の為の品種改良と、その結果生まれた種への自問。でも、それを発する精神は通じ合えるのだよね。

●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/ヴァン・ヘルシング登場。いや、この世界観で出しちゃうのかよ。一発ネタだったら気持ちいいけどなあ。

サイプレス上野、陸井栄史『サウエとラップ~自由形~』/最終回。まあ企画ありきなら、とは思ってたが、最後のラップを作中で読ませず続きは動画で、てそりゃあない。マンガ媒体の否定じゃん。

●古川一・白土悠介『虚ろう君と』/最終回。血が混ざる、で『任侠沈没』連想する頭になっててすまない。

●掛丸翔『少年ラケット』/最終回。それぞれ成長は続いてゆく。丁寧に構成された良作であり、おもしろかった。お疲れ様でした。





42号

平川哲弘『ヒマワリ』/新連載。広島で不良でケンカ、と前作と同じテイストかと思ってたら、理由あってアイドル!?

渡辺航弱虫ペダル』/イメージ像に追いつく、という表現は割とあるけれど、平行して走り続けるのは独特だな。実際に自転車乗ってる作者の身体感覚か。

浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/美容品シリーズも結構あるな。

●中村勇志『六道の悪女たち』/入れ替わってるー!いや、なんでよ。

佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/グラップラー刃牙読者なら知っている、力士の小指の強さ。加速の中で見せる、パワー表現としての溜めの怖さな。

板垣巴留BEASTARS』/経験差…。ルイが生き延びるとしたら、とは思ってたけれども、やっぱりその道を行くのか。

荒達哉『ハリガネサービス』/まあ資本がないとできない、というのは近年のスポーツ漫画における「リアル」ではあるけどさあ。

●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/台風近づいてるタイミングで読んだので、妙にツボ。これもギャグ漫画におけるロングショットではある。

●瀬口忍『囚人リク』/敵も一意専心なればこそ。熱い見開きだが、さて相手の反応は。

水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/ファンサービス展開とか言い出したら、そも作品自体がな。

西修『魔入りました!入間くん』/このノリで脱力オチとか迎えても、意外性は全然ないからね?

小沢としお『Gメン』/こういう浪花節描かせると堂に入ってますな、うむ。

●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/まあ七不思議というネタ元自体が出オチみたいなものだから…。

森田将文『出陣!昆虫武将チョウソカベ』/姉キャラ、ただしドライ。ハイテンションキャラが主人公、まったりキャラがヒロインの家へ、と展開的に丸く治まっちゃいるのか。

福地カミオ『猫神じゃらし!』/父が消え、母が現れ。危機に際して集まってくれるみんなを見て主人公覚醒、と王道ではある。次回最終回。

コミックビーム2017年9月号

※えーと、イムリの感想ほぼネタバレです。単行本派の為にもぼかしたくなるおもしろさ、なんだけども3話続けてはね、山場過ぎてもう。



唐沢なをき『僕らの蟹工船』/新連載。『蟹工船』パロディ、なのか。なにやら不吉な設定のぞく主人公だが。美青年&BL化は、男の肉体いっぱいな閉鎖空間である意味純真、という道具立てでもうお腐れ様的にも常道だよ、多分。なんか猫(耳少年?)の影あるけど、カレー沢薫の『猫工船』とは無関係だよね?南信長氏がしていた荒れる海の表現ほめるツイートは、確かになあ。


→しかもこれ左ページだから、読者の視線は右下から上方向に1コマ目を見ることとなる。三つのコマで順に、下から上、上から下、右から左と視線の動く方向をバラけさせるように絵と枠線を描いている。巧い。

●伊図透『銃座のウルナ』/ここでサブタイトルに彼の名か。故郷の自然と対比される形での、その姿、戦場の記憶。

ジュール・ヴェルヌ、倉薗紀彦『地底旅行』/窮地、王道、大詰め。

田中貢太郎近藤ようこ『蟇の血』/新連載。カラー扉絵三枚での、女の顔の異相ぶり。陽光と闇夜の差あわせて、風景描写の違いがいい。

●conix『青高チア部はかわいくない!』/運動部マネージャーとチア部の女としての目され方の違い的な、いわゆるスポーツものにおけるヒロインになれるか文脈的な、そういうことですかね?(疑問形)

●H.P.ラブクラフト、田辺剛『狂気の山脈にて』/出た、アルビノペンギン!正気じゃない、はタイトルかけてるのかな。幻惑される展開も、このコミカライズではビジュアルイメージ強いからね、また。

三家本礼『アイアン・ゴーストの少女』/謝罪ひでえ(笑)。前作とはまた別方向に主人公ふっ切れてて楽しい。

新井英樹『KISS 狂人、空を飛ぶ』/イメージ像の話にエアマスターの小西がダブるなど。特権階級つうか、危ない女(の子)だな。

●横山旬『あらいぐマンといっしょ』/さすがにトラックには勝てない、てまた急展直下な。次回最終回。

カネコアツシ『デスコ』/生きてたー!無理すんなよもう。こいつらに備える主人公…ではないよな。

三宅乱丈イムリ』/彼の夢から始まった物語が、今。それをもう映さない瞳と、失われたそれを見る瞳と。人生が物語として視覚化されるというモチーフ自体は『ペット』とも共通しており、もちろんその設定も物語展開も、連載前から作者は考えているのだけれども。10年以上の連載を経て読者に再度提示される物語の、この形ですよ。作家性よ技巧よ胆力よ。ガラナダに委ねられる選択は、彼をイムリとして扱うか、ということでもあり、今回描かれた“ここまで”と合わせ鏡となる思いを問われているわけでもある。

上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/『置き場がない!』という巨大ロボネタエロゲあったなー、BSマンガ夜話の『バビル2世』回で敵役のヨミ様がいないと物語にならないって話してたなー、と思いました。

●うすね正俊『砂ぼうず』/誘い込んで囲い込む。恐ろしい。

須藤真澄『どこか遠くの話をしよう』/捨てたはずが、あらためて得られた人との縁。そして、旅の終わり。

中野シズカ『ななふし』/読み切り。内容的にはホラーなのだが、ガジェットの部分で楽しさを感じてしまった。

山田参助あれよ星屑』/環境さえあれば、容易に人は染まってしまうという怖さ。内面としてはそれが、終戦後のたくましさとも通じているわけで。

山川直人『小さな喫茶店』/山川作品ではしばしば見かける火星人。同時期に掲載の、作者のビッグコミック増刊での連載も宇宙人ネタだったそうだが、共通ネタとかあったのかな。見過ごしちゃったよ。店名のまんまぶりに笑ったけど、二つの店、それぞれの人生ってことなのよね。個別の変わった縁、それのもたらす新しい縁。

森泉岳土『報いは報い、罰は罰』/最終回。内容的には王道ホラーだったが、この絵柄に合致する作風かというとなあ。挑戦作ではあったか。


週刊少年チャンピオン2017年38号、39号

週刊少年チャンピオン2017年38号

※先々週号です。


●天山まや『おタエさんはきょうもたべたい』/新連載。なんかダークファンタジーっぽい設定。

浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/小学生による水着&サービス回、と言っていいものか。

板垣恵介刃牙道』/決着。人選時に言われてた刃物への耐性って、そういう絵面かよっていう。

板垣巴留BEASTARS』/胸元の開いたドレスに、体毛の色分布がこう映える。個人の感情という秘めたる内圧と重みを、システム・属性という形で公然と明かし無力化とはなかなかの策士。善意という“イデオロギー”の無力さ。これもまた、種族と個人という形の対比か。

森田将文『出陣☆昆虫武将チョウソカベ!』/ここたまハウス…いやいや。犬は『王様日記』からのカメオ出演かね。

●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/いつもと変わらぬメタシュールネタながら、それがキャラに合焦するとなんかこうテックス・アヴェリー感。

●瀬口忍『囚人リク』/連続殴打見開き。いいシーンだけどひどい。

佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/終わりが必ず来るからこそ、なんだよなあ。

●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/キャラ増えてエスカレートして大騒動、はおもしろいんだけども、こういうシチュエーションになるといよいよ画面構成力がネックになってくる感。

水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/「日本最速だあーー!!」と1ページ大ゴマの電光掲示板で次週にヒキ。つまり、作者的にはその“表示”の光景におはなし見れるってことなんだわな。単なる数字、データじゃなく。

●山田胡瓜『AIの遺電子』/ヒロインの涙、ね。この作品ではエピソードの内容により、“悲劇のヒロイン”、“馬鹿な男”といった性的役割(笑)の割り振りのアナクロぶりがかなり露骨である。尿意我慢できずに失禁するヒューマノイドなんて謎設定であっても、おもらしヒロイン萌え~!が第一義なわけでしょ、作者もファンも。で、そんな作者がこれからは「母」を中心に据えたエピソード描くとなると、いやはや。

福地カミオ『猫神じゃらし!』/飛び道具的にいい話で、これも終わっちゃいそうな…。ひたすらなピュア空間でありながら、構成力による見せ方がやっぱり光る。↑と、涙ぐむ&泣き出すまでの間(ま)の描写読み比べてみてよ、試しにさ。俺はちゃんと集中連載時から、福地カミオについては技巧派作家として評価してるんで。

●掛丸翔『少年ラケット』/未知の強さに出会うのは成長できる喜び。この笑顔に1ページ大ゴマ使えるのが強い。

石黒正数木曜日のフルット』/カスタマイズキャラ供養ネタ。“設定”に命なんかねえだろ、と思ってしまう私は今や少数派かしらん。




週刊少年チャンピオン2017年39号

※先週号です。



板垣巴留BEASTARS』/ジュノも希望を語る存在ではあるわけで、その共有を目指すからこそ、この立ち位置とそこからの言葉をまとうことになる。一方で、主人公の個人的な、一人だけに向けた告白と決意。その二つは重なりつつも異なるものであり。

板垣巴留BEAST COMPLEX』/読み切り。倫理を前提とした上での欲求による研鑽…ポルノみたいなもんかしら、ある意味。

●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/100回記念センターカラー。キャラ大集合回ながらあんまり覚えてねえというか、区別が判然としないというか、まあごめん。希美か変な生き物ぐらいの初期インパクト=スラップスティックとしての疾走は持続しなかったな、と、見ていて個人的には残念さもあったりね。絵下手なのに温泉サービスシーンとか出されてもムカつくだけなんだよこちとら(素)。しかしこの平和オチは豪腕で好き。

浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/センターカラー扉で巨大ウンコ。

佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/覚醒、なのか。なんか運命論みたいな展開になりそうだが。

●山田胡瓜『AIの遺電子』/最終回。ラスト4話のこの構成とオチで、今後の長編展開(?)へのシフトに期待できるかと言われてもなあ。アイディアストーリーとして佳品期があったことは認めるが、思索と設定の甘さ薄さ、それに伴い連載が進むにつれ粗が目立った点は否めず。/全話ふり返って矛盾点、もといダブスタ指摘しまくる記事とか書いたら、需要ありますかね?(笑)

水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/扉絵めくると主人公が見開きで空振り、いやまあ。過去エピソードというものの手触りはこうでないと、とハリガネあたりと比べて思うわけだが、自分のその感覚がどこに由来するかというと“キャラ”への視線になるんだよな。設定ではなく、フォークロアであれと。

小沢としお『Gメン』/つらい…。

森田将文『出陣★昆虫武将チョウソカベ!』/くり返しネタなのだけれども、ツッコミ役二人の描写を立ち位置と構図でいちいち見映え工夫する、こういう作家性に弱いわけですね、私は。ダンディ校長。

福地カミオ『猫神じゃらし!』/2週続けていい話。しんみりからのボケオチには笑ったが。ページ毎のコマの数と大きさと配置で緩急をコントロールするという、これが連載続けてもできない作家はできないんだよ(誰だよ)。

サイプレス上野・陸井栄史『サウエとラップ~自由形~』/エロスでぶん殴って怨霊バトル決着。お経もラップと似てると言えるかもしれん、違うかもしれん。

●掛丸翔『少年ラケット』/記憶も戻り伏線も回収、と駆け足感がおしいな、しかし。

石黒正数木曜日のフルット』/糾弾地口…。

 

いかりや長介を続けざまに見かけた

一昨日したツイート。




そして、今日放送された番組。
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以上。