週刊少年チャンピオン2015年41号

  • 巻頭カラーはじつわただけど、表紙絵が大きいのは付録つき弱ペダ。

増田英二『実は私は』/巻頭カラー。ポエムだな、だがそれでこそ増田作品における青春なのだ。あらためて主人公カップルの鉄板ぶり見るだけになりそうな気もするけど。白神はサブヒロイン間の秘密の共有を知らず、一人だけ未来の事情も把握してないわけね。学校内にもすでに未登場の人外がいると。
●瀬口忍『囚人リク』/赦す。この内容に一話費やすのが作者の真摯さ。主人公もよく泣く激情家ではあるけれど、そのキャラクター性を“少年”におさめた点がいいんだよな。
荒達哉『ハリガネサービス』/相手側からすればそりゃ恐怖であろう。ネットに触れれば朧の計算もきかないか。
●掛丸翔『少年ラケット』/同じ人物との因縁が二人の勝敗を分ける、かに見えた所で。大ゴマのはさみ方がいい。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/大振りあわせのクロスカウンター(張り手)。根性マンガだなあ。
安部真弘侵略!イカ娘』/イカちゃんかわいい、それだけの漫画でいいじゃなイカと!(いやいや)
●石阪リューダイ『羽恋らいおん』/師弟が男女でよかった。いや、男同士の方が喜ぶ読者もいるか。
●角光『ニコべん!』/声をかけてくれる相手ができた、と前作もそういう話だったな。出先に合わせた弁当作るんだろうか。
車田正美『藍の時代 一期一会』/最終回。神保町から近いのは秋田書店より集英社なのでは…そこはゆずらないのか。ガワさえ事実(っぽい)なら中身はファンタジーでよい、と水島新司的な話法でもあったな。ケレンに満ちた怪作、お疲れさまでした。
木々津克久『兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿』/桃園さんチョロこわ。命を救われた関係ならくっつくのもしかたない、かなあ。


  • アイルーと勇次郎コラボって…。