基本的に物語に対してツッコむ、という行為が好きではないのですが、それは往々にしてやる側の態度が創造的芸風でなく居直り開き直りにすぎないからなわけで。“ウソ”に向き合っておきながら。フィクションというものに私が生身として情を向けるのは、それを私が虚偽としてではなく作品、読み手の私と同じく生身の人の熱と体重が宿っている物として見ているからである。状況としてあるのではなく、意図のもと見せられているからである。
でまあ、ようするに日曜の「ハピネスチャージプリキュア!」の話でな。やりたいことはわかるけど、この内圧の低さは正直どうも、なのである、現状はまだ。何かこの先見せてくれそうな気もするんである、あえてこうする、てえのは。うーん。
まあそのモヤモヤ晴らす為に、最大の危機であるにも関わらず馬鹿話の地平ひた走る「プリパラ」とか、あと「スマイルプリキュア!」「恋愛ラボ」見返したりしてました。我ながらいやな形の心の疲弊とその癒しである。