- 創刊200号。
- 表紙は桜玉吉(のマンガ)。アナーキー!
- 裏表紙広告はライアーソフト。アナーキー!松永久秀主人公のエロゲでタイトル平グモちゃんって、まじアナーキー!!15周年記念号裏表紙広告に続き、やってくれたぜ!(表2は『ロボティクス・ノーツ』広告。)
- コミックビーム創刊号表紙では、やはり「ゲームのマンガ化作品」が押されているわけですが、そんな誌面でも仲能健児やいましろたかしまざってるのがさすが。
- 特製サコッシュプレゼント企画。柄は「コミックビーム」ロゴか上野顕太郎の判じ絵。
●ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』/文化を残す、というのは理想ですが、しかしその為には金も意志も必要なわけでして。タオル1枚での乗馬はシュール。/広告によると、単行本累計800万部とのこと。嘆息。
●桜玉吉『ゴジラさん』/読み切り。共に歩む思い出の作品、の話でもあり。オチのすっとぼけ方がさすが。/で巻末コメントですが、つまりすでに自宅にはマンガの執筆環境がない、ということなんでしょうか。うーむ。
●三宅乱丈『イムリ』/序盤の三者の表情だけで、うまいもんですなあ。今後、チムリの存在がネックになるかもしれないということか。
●上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/「コミックビーム200のひみつ」。100号企画で使った事件ネタ(韓国で原稿受け取り・付録のヤフオク出展・休刊報道)の再利用はなし。えらい!/「ビームを彩った作品群」見開きに『ファイトじじいクラブ』のじいさん入ってるのがあたしゃもう最高にうれしい!!巨大な人影はなんだろう、ウルトラへヴン?/作家エピソードは普通に読んでておもしろい。集めるのどれくらいかかったんだろう・・・。
●カネコアツシ『WET MOON』/当然といえば当然だけど、やっぱりこういう動的なエピソードの方が映えますなあ。
●三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/入浴シーンサービス回。でも血みどろ。この復活は素直にうれしい。
●須藤真澄『庭先塩梅』/これも200号記念ネタ。撮ってきた側の想い(覚悟?)を考えればなあ。て、ファンタジーじゃないぞ(いいけど)。
●とり・みき『ダブル・ストーリー』/読み切り。これはすごい。時事ネタとしての二分した世界を、並行するコマ構成で。/願望の領域でもあるのよね、世界の見方って。それをこういう手法で見せる、配置して読ませるというのは見事。「真実を疑え 真実と事実は違う」と。
●寺田克也『つづく』/読み切り。彼岸から見ると、一緒に沈むという選択に見えるのかもなあ。でも、エンドマークなんざないのよね。
●しりあがり寿『放射能可視化計画』/漫符の話、なのかしら。逆に、ウエケンの募集ネタと直接表現はさすがだな、という気分に。
●安永知澄『赤パン先生!』/田中ユタカ作品の逆照射、というのも乱暴なくくり方ですが、個人的にはそう見るとおもしろい。/この過去、家族関係の真実が徐々に明かされていく不穏さを、楽しんじゃってるんだよなあ。
●唐沢なをき『まんが極道』/実在するんだろうなあ>モデル。
●タイム涼介『I.C.U.』/ある種定番のオチ、かもしれないがおもしろかった。
●久寿川なるお『鉄オタ少女9』/シリーズ読み切り。鉄道は生活であり商売であり、という説得力は、テルマエで言ってる「文化」とはまた別なんだよなあ。
●山川直人『澄江堂主人』/憑き物の落ちた顔、ですなあ。
●金平守人『働け!ハタラキさん』/テキ屋、でいいんだろうか。実際、求人公募とかどうやるんでしょうかね。