コミックビーム2011年9月号
●表紙、志村貴子のほんわか絵にいしかわじゅんと丸尾末広の名が大書体。字の色が灰色とピンクてのは、よいバランス、デザインセンス。
- いしかわじゅん『吉祥寺キャットウォーク』/新連載。「“巨匠”が、長き“眠り”から今、ついに覚醒」!/小洒落た人間模様、といった印象。殺人ギャグ、古いけど好き。
- ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』/この展開は・・・。そこでの学びは何か流用きくのかなぁ。精神面かな。
- 志村貴子『放浪息子』/表紙絵もだけど、新しい人物との出会いはないのかね。高校行って地元コミュニティ離れたら、別にことさら、て面々なのかもしれませんが。/しかし考えたら、小・中学校の同級生はみんな女装癖については知ってるんだよね。
- 三宅乱丈『イムリ』/SF的戦闘シーンなのだけど、この画風で描く、というのは珍しいのでは。この緊迫感、やっぱり構成力すげえ。
- 松田洋子『ママゴト』/『アワヤケ』読者として、「長いおばちゃん」に反応してしまった。おばちゃんのこの顔描けるのは、やっぱりこの作者ならでは。
- 上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/ひさびさのガゼー教授ですが、この2連発は(笑)。ところで、このシリーズ1回目でネタにしたあの作品、その後新版が出たのですがどうなってるんでしょう。/で、150回記念作品製作に先がけてイラスト応募告知。いわゆる「ウエケンがパソコンで描いたら、パソコンでめんどくさいことをやる」ですね、わかります。あなたの投稿作品がマンガ雑誌に掲載されるチャンス!!(間違ってはいない。)
- カネコアツシ『WET MOON』/作られた狂気なのか、あるいは誘発か。
- 安永知澄『赤パン先生!』/人間関係の部分でいろいろ張り巡らされている。いきなり崩れちゃう可能性もありそう。
- 丸尾末広『かわいそうな姉』/読み切り前編。まさしく暗黒譚。
- 唐沢なをき『まんが極道』/悔い改めない泥棒なら殺せばいいじゃない!/マンガ喫茶も利用してる身としては、あいつら乞食とは違うんだ!て自意識ですけど・・・はい・・・。立ち読みはコンビニでバイトして以降やめました、乞食が嫌で、はい。
- タイム涼介『I.C.U.』/虚偽と論理と同じ被害者と。それ自体だけでなく、周りの部分でもエピソード語ってくのか。/で、『アベックパンチ』DVD化の報。原作ファンとしては、十分共振できておもしろかったです、熱くて。俺・・・DVDを買ったらスタッフロールに混ざってたウエケンを探すんだ・・・ヒマだからな!!
- 竹本泉『あかねこの悪魔』/くそっ、ちゅーより赤面に大ゴマつかいやがって!(にやつきながら)/『よみきり▽もの』でもありましたが、この目つきは好きですね。あとスクール水着のトーンのグラデ!
- いましろたかし『ぼけまん』/ここ数ヶ月のこれは、描くべきテーマ見つけた、と言っていいのかなあ・・・。Twitterによれば、ついに現地取材されたようですが。
- 深谷陽『鉄男 THE BULLET MAN』/最終回。新版の映画では、衝動の行き着く先はそちらでしたか。絵面的にいろいろおもしろかった。
- 金平守人『直美さん!』/最終回。本人言うとおり、本当に「なんでもない漫画」だったなあ・・・。
●『SCATTER』も『血まみれスケバン〜』も載ってないと、個人的にちょっと寂しい。
●次号より羽生生純新連載。「ビルドゥングス・ロマン」か・・・『ワガランナァー』のイッキュみたいなの?