コンビニにて

流れてきた曲耳にして、ふーん、「おさかな天国*1みたいなもんか〜、と思ってたら、曲が進むにつれて関西の食文化がどうとか何だこれ。
TVアニメ「けいおん! ! 」劇中歌  ごはんはおかず/U&I
けいおん!!』でしたか。楽しい曲ですな。



アニメ『けいおん!!』についてはわたくし、2話目にして「これは俺のもんじゃないな」と思っちゃった人種なんで内容はよく知りませんが、オープニングは初見で、映像含めてうまいな、と思いました。後期オープニングの方には、もう完全に感心した。舌まいた。巧い、のみならず、これはいい。俺が見てもいい。
8月にNHKBSでやってた「ゼロ年代 珠玉のアニメソングスペシャル」、あれで見た『けいおん!』オープニングはつまんなかったんですよね、俺。『だんご大家族』にうっとりし、『エアマスター』オープニング「烈の瞬」に狂喜した一方で。*2だからそっからここまできたのが、血と肉と骨的なモノをよそ者の私にも垣間見せるほど、パッケージング込みで自家篭中のモノ・作品として今や披露できてる手腕がああすげえな、と。
私はその後も『けいおん!!』本編は見なかった、という一文を続ける際の接続詞は、“だから”で正しいんだよな、やっぱし。



あと、ギー太とギー子ってなにか関係あるのかなぁ。謎だ。
(※ギー子……漫画『血まみれスケバン・チェーンソー(三家本礼)の主人公、鋸村ギー子(のこむらぎーこ)のこと。黒髪ロングにセーラー服、サラシにフンドシ、下駄着用、喫煙&飲酒もこなし、チェーンソー振り回してゾンビ共をぶった斬りまくる、ボンキュッボンな女子中学生血まみれスケバンチェーンソー 1 (ビームコミックス))
うーん、悩むなぁ。はたして両者に、どんなミッシングリンクが!?

*1:あらためて見ると、ジャケすごいなぁ。おさかな天国あと昨年末にリメイク版も出てたと知ってびっくり。おさかな天国2010

*2:その後1週間で20回は見たよ、『エアマスター』オープニング。顔面を蹴るのがイイのよ、蹴り抜くんじゃないの、相手の面(ツラ)にテメエの体重乗せた足の裏をめり込ませる、踏み付けだよ、己の体の内からの体力を重力を対面する相手にぶち込む、このソウルの部分でがよ!(ハァハァ。)というわけで、なぜ「fellows!」前号掲載『ノラ猫の恋』ノラ猫の恋 1巻 (BEAM COMIX)の裸キックに俺があれほどしびれたかの理由の一端はそこにある、今気づいた。

次回のNHK人形劇『新・三銃士』はエロスだよ

というわけで、忘れない内に書いとこう。次回の『新・三銃士』はエロいよ。日曜の朝っぱら、7時45分から始まるそれが、なんともエロスな佇まいを一瞬見せるよ。
いや、実際には見せないよ、聞かせないよ。ただ、すごく上手に妄想掻き立てるのよ。大人の女、その熱演。恐るべし、アンパンマン!(の中の人の戸田恵子。)ミレディーさんマジ悪女!
チャタレイ夫人の恋人』完訳版が出た時に、日垣隆も連載のコラムに書いておりました。敢闘言―さらば偽善者たち (文春文庫)直接的な描写よりも思わせぶりな台詞の方が、しばしばグッとくる読者をよろめかせたりするもんなのです。これぞ、粋ってやつです。(えー。)



いや、本当に初見時ゾクリとしたのよ俺。あれはすごいわ。あれをやってみせるのが、成功すればおもしろいんだと理解した上で出してくるのが、すごい。エロスだけど、それ以前に、それ以上に“物語”であり“ドラマ”であるのだ。だから作り手も、そこに信念を見せられるのだ。三谷幸喜も制作スタッフも、NHKも偉い。よくぞやった、エンターテイメントとしてコレ出した。
外事警察外事警察 [DVD]や『ハゲタカ』ハゲタカ DVD-BOX、なんなら『鬼太郎が見た玉砕』鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~ [DVD]だって、やっぱりNHKだから、だもんな。『クライマーズ・ハイ』も、個人的にはNHKドラマ版の方が映画版より、ずっと好きだ。クライマーズ・ハイ [DVD]*1

*1:ていうか映画版は、“あのテーマ”から逃げてるよね?