次回のNHK人形劇『新・三銃士』はエロスだよ

というわけで、忘れない内に書いとこう。次回の『新・三銃士』はエロいよ。日曜の朝っぱら、7時45分から始まるそれが、なんともエロスな佇まいを一瞬見せるよ。
いや、実際には見せないよ、聞かせないよ。ただ、すごく上手に妄想掻き立てるのよ。大人の女、その熱演。恐るべし、アンパンマン!(の中の人の戸田恵子。)ミレディーさんマジ悪女!
チャタレイ夫人の恋人』完訳版が出た時に、日垣隆も連載のコラムに書いておりました。敢闘言―さらば偽善者たち (文春文庫)直接的な描写よりも思わせぶりな台詞の方が、しばしばグッとくる読者をよろめかせたりするもんなのです。これぞ、粋ってやつです。(えー。)



いや、本当に初見時ゾクリとしたのよ俺。あれはすごいわ。あれをやってみせるのが、成功すればおもしろいんだと理解した上で出してくるのが、すごい。エロスだけど、それ以前に、それ以上に“物語”であり“ドラマ”であるのだ。だから作り手も、そこに信念を見せられるのだ。三谷幸喜も制作スタッフも、NHKも偉い。よくぞやった、エンターテイメントとしてコレ出した。
外事警察外事警察 [DVD]や『ハゲタカ』ハゲタカ DVD-BOX、なんなら『鬼太郎が見た玉砕』鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~ [DVD]だって、やっぱりNHKだから、だもんな。『クライマーズ・ハイ』も、個人的にはNHKドラマ版の方が映画版より、ずっと好きだ。クライマーズ・ハイ [DVD]*1

*1:ていうか映画版は、“あのテーマ”から逃げてるよね?