週刊少年チャンピオン2017年29号

板垣恵介刃牙道』/本部戦同様、精神性からおはなし文脈になるのかな。しかし対警察のバイオレンス描写を単なる前フリにするかというと。
渡辺航弱虫ペダル』/ここで泣けるのも、キャラクターとしての“馬鹿”の役割か。手嶋との別れはさっきの競争で済ませたって事だよな。
●中村勇志『六道の悪女たち』/不良の正装は揃ってスーツ。ドSさんのあの柄タイツにはガーターベルトを添えて欲しい所、個人の見解です。雷乃が六道側につくとしたら、乱奈同様愛ゆえにしかし対照的に、て話だが。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/吸血鬼が腰痛て。一度死ねば再生するんじゃないの。
●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/吹き出しネタはメタ感強くて好き。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/ノムさん回もだんだん剣呑に、まあウンコネタは通常営業でもあるが。ノムさんとタイガーの共演自体初だっけ?以前もギャグタイプの異なる女教師二人でオチつけてたけど。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/いい加減この作品も、何回似たようなネタ使い回すんだよ、というツッコミ主流化してよさそうなもんだが。
●瀬口忍『囚人リク』/死角は上か。登るべき建物を仰角1ページ大ゴマ、下枠線に座する一同。あの落下パート出した後に、逆のこれだからな。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/いい話じゃないか。今回は展開上、こまりと(ほぼ常に同じコマにいる)しっぽ、それぞれの表情とセリフ、またそれへの反応をいかにスムーズに読ませるかが重要である。見せ場も作りつつそれを行うには、絵の配置という構成技術が問われる。その点において私はこの作者を信用しているわけで、上手いでしょ今回(も)。演出としても1ページ目1コマ目、背景キャラの視線上の主人公&漫符による、今しがた話を聞いてきたという表現。同じく1ページ目2・3コマ目で、こまり本人を描かずにセリフ吹き出しで存在意識させる溜めからの、4コマ目ゴチック吹き出し&キラキラ表情による転調。 2ページ目2〜4コマ目の挙動の切り取りとそれ見せるコマ構成等。いい話でありつつ、それを読ませる技術も優れているからこそ、作品として称えようと私には思えるわけで。
板垣巴留BEASTARS』/セックス中は対等、ねぇ。しかし、いわゆる田中ユタカエロマンガ的な男女の向き合い方とは異なり、それこそ人間から動物の交尾に向けられる視線、なんならヒト向けポルノにおける獣姦要素的な、無機物として相対した上で向けられる情動(非倫理)、という読み方まで込みのような。ザ・ワールド・イズ・マインにもアーティスティック嗜好と売春癖持つ女性出てきたけれど、あれも半生ナレーション&死後モノローグという人物語りだったな、と脳内遺書描写重ねるなど。真・異種格闘大戦でもオオカミとクマは一回戦敗退だったっけ。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/負傷の自己解説は痛おもしろいギャグ。最後はいい親子対決であった。
●綿貫琢己『ヤンコと帽子』/読み切り。絵柄と設定でONE PIECEダブらせちゃう面もないではないが、よい明るさ。
●掛丸翔『少年ラケット』/スラダンにおける流川親衛隊等、少年漫画・スポーツ漫画におけるオンナとはいかなる表象でありえたか(民俗学)、なんての。派手コンビ対地味コンビか。
サイプレス上野・陸井栄史『サウエとラップ〜自由形〜』/最終回かと思った。日常と非日常的な…バトルものに分類されるのか、やはり。
石黒正数木曜日のフルット』/浦安鉄筋家族でも、ブルース・リーパロの春巻とジャッキー・チェンパロの星子は共演していない?


  • 今年のチャンピオン×横浜商店街コラボはガチチョコ。BEASTARSもラインナップ入り、でも動物に食わせるのはどうなの。
  • 裏表紙広告はデレマスコラボのグラブルだし、ニャロメロンはバンドリのギャグコミカライズ始めるし、プリリズ&プリパラはチャンピオン作品とか唱えてる界隈大丈夫なの?(意味不明)