週刊少年チャンピオン2016年30号

●中村勇志『六道の悪女たち』/新連載。今週号巻頭はグラビアなしで、カラー見開きにラブコメヒロインがいっぱいだ〜!…いやはや。主人公が引き受けるドタバタシチュエーション、という意味では“暴力的”ヒロインの系譜も健在だが(モン娘とか)、直に生態としてあり、術で属性としておとす、と。ノリ的には『カメレオン』にも近いかな。ジョジョの康一くんとか。増田英二っぽい演出あるのはアシスタント経験だろうか。
板垣恵介刃牙道』/今この作品の読者としてはちょっと、というのはまああるが、格闘技好きにとってのワクワクってこういうことなんだろう。語りは講談風というか梶原一騎的でもあり。大薮春彦て。
渡辺航弱虫ペダル』/これはいい説教。それをやるにも強くなければ、というのは大変だが。
荒達哉『ハリガネサービス』/ハリガネ関係なかった、というか主人公もさらにチートじみてきた。相手方も雲類鷲のミス誘ってるならば、まあ。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/BL…いやいや。圧倒的な力自体に魅了される、という信奉はねぇ。弱ペダの御堂筋周りもそういう所あるけど。逆に、根性マンガは人格の話ともいえるわけで。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/変態観察。ディテールのしょぼさが少年誌的にも絶妙。親子で幸せそうだ(他人事感)。あと、コンビニには早売りはないよ。
●瀬口忍『囚人リク』/もはや反射行動しか取らない、という残酷さ。悪役再登場という形であるが、巨悪は別次元だわな。
増田英二『実は私は』/おいあらすじ。ロリババアめ…天使かよ…(天使です)。キャラの魅力押し回、という部分では結構会長が前面に出ること多いような。無欲なアホだからね。(ひどい)
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/グワキィーン、からのキャッチ3連発、と意外性ではある。一球さんの力なのかー。義経のアップ。
●伊藤智義・松島幸太郎『永遠の一手-2030年、コンピューター将棋に挑む-』/ヒロイン登場回、眼鏡っ娘登場回、メガネっ娘押し回。いやあ、これはかわいいわ、コロコロ表情変わってそのいずれも。力入ってる。親子対決に落ち着くのか。どういうノリに転がるかね。
小沢としお『Gメン』/背景的にも今までのヒロインとはちょっと異なると。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/新キャラは松岡さん、もとい霊感少女、もとい猫好き(グルグル目)。このオチは救い…だよな、一応。人間とは話せない・表情も見せない、という落差の話見せた上でのこの寄り添い。
●掛丸翔『少年ラケット』/試合を経て、練習で見えてくるものも変化すると。指導の才能、というより教わる側の意識の話だな。部長のパジャマ&自室のカーテン、OBのシャツにも星か。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/ペットロボ。マナーも改良も本質的には、というのは確かに。これこそ“人間的”になった、ということかもしれない。
藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/人型!家族にまで手が及ぶ、とそれはそうか。
石黒正数木曜日のフルット』/猫かわいがり。いずれ猫神とコラボとかしませんかね。