「ハピネスチャージプリキュア!」5話、「鶴瓶のスジナシ」皆川猿時回、他

●まだ会話に不慣れなひめをアメで釣るゆうこ、釣られるひめ。ひめを家に誘うめぐみ、パンケーキがあると聞いて大喜びのひめ。ひめ…。
キュアハッピー。彼女らしいうかれっぷりでいいな。何度でも言いますが、3.11後である仮面ライダーフォーゼスマイルプリキュア!が本気で馬鹿やってくれたこと、子供喜ばせるのに全力注いだことに、感動した身ですので私。
●空き缶を拾うめぐみに対するひめの発言「お金?」笑うよそりゃ。
●ファッションショー的展開。「いいこといっぱいできちゃうね」という落とし所か。
●「人助けってめんどくさくない?」というひめの表情が素朴な疑問という顔で、めぐみ理論(キュアハッピーに近いか)にもゆうこの言葉にも全然なびかないのがいいですね。一緒にいると疲れるけど、でも友達、という光景。
●相手の笑顔を見られる、という喜びを、パンケーキをごちそうしながら語るめぐみ母。笑いあう親子を見てほほ笑むひめ。
●シリアスひめ。ひめもめぐみも家族のことが気がかりである。
●「笑顔じゃお腹いっぱいにならなーい!」ゆるがないよ、ひめはしかし。「そうだよね」と笑い返せるめぐみも大したもんです。
●怪し過ぎる悪役のブラフに直情熱血ノリめぐみ。ここはひめがためらうのか。一貫して、理性的な面ではある。
●ヒップホップでどうやって攻撃すんだと思ったら、音符で押しつぶす!
●だまされたと気づいてもまったくへこまないめぐみと、「だまされる方よりだます方が悪い」と言いつつめぐみをフォローできてないひめ。強い。
●あ!タイバニライジングCMの虎徹さんと同じセリフだ!(見に行けてない。)
●ここで悪役のホッシーワが「は〜あ?」と言い放ち、それでも手を差し出してほほ笑みかけるめぐみを見て、唖然→振り払うようにオーバーリアクションで目を閉じる、という動作が逡巡にも見える。
●めぐみの想いを突き詰めれば、喜ばせたい、なんだよな。愛よ。それに一日つき合ったひめだから、実感して共感できた、という結論。友情よ。
●「ラブリービーム!」目からビーム!「プリンセス爆弾ボンバー!」荒っぽい!バトルははっちゃけてるよなー。
●「人の笑顔なんて、お腹の足しになんかならないのよ!」というホッシーワの捨て台詞。序盤の「いいことするとパンケーキがおいしい」とも対比ですかね。
●夕焼けの中の友情エンド。こういう形でも、笑顔と「ありがとう」がありえるわけだ。「情けは人のためならず」の正しい意味解説がよい。俺も読書感想文課題図書で知ったし。ひめの「こんな気持ちって悪くないね」がよい塩梅。
●キュアフォーチュンのただ見てるだけ、て立ち位置も気にはなる。


●今回はもう、ひさしぶりにげらげら笑いながら見てました。いやー、おもしろいわ皆川猿時
●まず皆川が選んできた衣装が、上下真っ赤なスーツに赤ネクタイってのがずるい。で、飛び道具かと思われた外見の、その役柄を堂々とこなしてくるのがすごいんだわ。その馬鹿馬鹿しさ体現したような出で立ちの、キャラクターの中身をば。
●演技前に鶴瓶が話した、能年玲奈がアドリブに乗ってくる、というネタはA-Studioで古田新太から聞いた話ですね。て、鶴瓶は「あまちゃん」見てないのか。(A-Studioでも明言してましたっけ?)
●設定は「町役場」。ガラスには漁師町のポスター。うん、まあ。
●今回の即興劇はコントというか、漫才のやりとりに近いかな。
●生活臭から入る皆川とケンカ腰で入る鶴瓶。ずれたまま、温度差のまま進行します。で、鶴瓶が持ち出したシリアスなネタに対して、皆川がすごいネタぶっこんでくるという。鶴瓶が必死で笑いこらえますが、これは笑うよ。もう発想がおかしすぎる。
●で、以降はシュールな漫才の様相を呈するのです。鶴瓶がネタ引き出すのに徹して、皆川がどんどんわけわからんこと重ねていく。もうすごいですよ、発想がくるっとる。
●幕引きもひどい。ちょっとシリアス風な演技したらオチの体裁になっちゃうという。あー、笑った笑った。
●プレビュートーク鶴瓶が皆川を例えたのは、坂上二郎加藤茶。「鶴の間」も役者呼べばよかったんだな。
鶴瓶の「YouTubeに流されたくないわ」発言放送できるのな。今回は中井のつけたタイトルはっきり失敗だよー、ネタバレだめだよー。



あと、「ハートキャッチプリキュア!」の夏休み宿題回見て、すげえ異色だけどちゃんと児童番組だなあ、成田良美脚本すげえなあ、と思ったりしました。