コミックビーム2012年3月号

  • 付録がテルマエ・ロマエクリアファイル。で、何の説明もありませんが、この人誰?/あ、作品自体は今月休載。

いましろたかし原発幻魔大戦』/新連載。アリでしょう、ビームだし。私的には、これなら“人権”とか絶対口にしないだろうな、という信頼で。/表紙、丸尾末広の絵に赤字明朝体でこのタイトル・作者名は映えるわー。
三宅乱丈イムリ』/同じ種族内で血統の差別、という負の不変性をこう持ち出す怖さね。ただ、同様に今後マージ星側との対立も出てきそうな。
夢野久作丸尾末広『瓶詰の地獄』/読み切り前編。圧倒的です。後編は再来月号。
上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/連載150回記念特別企画。読者の応募した絵による合作、なのですが応募者24名は少な過ぎるだろ!送れよ!某とか!すいません取り乱しました。共犯関係になる方が絶対楽しいのになー。/まあでも少ない分、「お題」としての利用で笑わせていただきました。ひさしぶりだね赤パン先生!
須藤真澄『庭先塩梅』/案外これ、実際に山の中で育った人とそうじゃない人で感じ方変わるんじゃないかな。木にも登るし山菜とって食うんだよ、マジで。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/うんこがハエに勝ったためしなし。ンッンー、名言かなコレは。
松田洋子『ママゴト』/これはこれで真骨頂、なのかも。しかしこの過酷さの中でも、タイジかわいいよタイジ。うぅ、ラスゴマが…。
しりあがり寿『豆を数える』/今ここにいて幸せか?お前の足元の氷は砕けた。(byマムシハチワンダイバー』)
安永知澄『赤パン先生!』/ああもう、心がぐりぐり踏まれるわ。原風景に終われば甘い痛みだけど、その先だからこその作劇なんだわ。
●久寿川なるお『鉄ヲタ少女7』/シリーズ読み切り、久々登場。ちゃんと擬人化に走ればいいじゃないか。ちゃんと?
唐沢なをき『まんが極道』/ああ、続編叩きはね…。多元論を否定するのはよくないです、はい。
鈴木みそ限界集落温泉』/最終回。支えになるのは知恵だし体験だし、最終的にはやる気であった、と。いや、おっぱいか。おもしろかった。


  • 読者プレゼントがTシャツから、作家直筆図書カードに。10名、て豪華ですね。あと手作業感。
  • で、今月号のビームと同日発売のゲッサンに、ビーム姉妹誌Fellows!作家陣による合作読み切り載っててなんか複雑。おもしろかったけど。ていうか、合作参加Fellows!作家が25名ってことは、ビーム今月号『夜千』合作漫画における投稿者24名プラス作者1名計25名とのシンクロニシティ!あと表紙キャッチコピーが、ビーム「“事件”を起こす。」ゲッサン「“時代”が来てる。」で、なんか似てるよ!!

月刊コミックビーム 2012年3月号[雑誌]ゲッサン 2012年 03月号 [雑誌]