コミックビーム2011年11月号
●『ママゴト』初表紙!絵面的には先々月号とさほど変わらないようでありながら、デザインやフォントちょこちょこ異なるもんですな。
- タイム涼介『I.C.U.』/霊≠悪霊。いい結びでした。/安楽死、とは違うけど、この設定下ではまんま救いでもあるのだな。
- 三宅乱丈『イムリ』/よもやこの人物にこんな過去が、そして、という大河的な醍醐味。またうまいんだ、話そのものが。ええ、うるっときましたとも。/ドネークもだったけど、脇役だと思ってたらきっちり内面見せてきて、いきなりしっかり立つんだよな、キャラクターとして。で、ヴィテジはもちろんのこと、ミューバとドネークのこの発言といい、今後はカーマの内部でも・・・あーおもしれえよお!
- 松田洋子『ママゴト』/今回もいい話、なんだけどやたらツッコミが多い(これぞ本来の松田洋子!て感もあるが)のは、“大人同士”の話だからかな。
- いしかわじゅん『吉祥寺キャットウォーク』/ペーソスといいますか。そんなに作品読み込んでるわけじゃないですが、この作者ならではの味わいという感じ。
- 志村貴子『放浪息子』/岡いたー!モモちゃんとの並びがいいね。というか、モモちゃんは土居の顔にも岡の顔にもなれるのね。ニュートラルの佐々ちゃんが、かわいくて遠い。/小説のモデルねー、『げんしけん』の荻上みたいな真似されなきゃいいけどね、と黒い反応しかできない人種ですいませんなーあたしゃ。と思いきや、いきなり「リアル」出てきたわけですが。追求していくのか?
- 三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/光源がドラム缶風呂の薪ってのがよい。
- 鈴木みそ『限界集落温泉』/いったん敗走。ここでいうおたくは第三世代、てことになるのんですかね。
- 唐沢なをき『まんが極道』/ジャンル・アイディアのパクリ、か。「影響」ならば、それこそ広範に通時的に読んでる読者が整列してくれたら、流れや広がり、歴史って文脈にすらなりえるんだけど。*1手抜きとしてのパクリはダメだ。
- 須藤真澄『庭先塩梅』/ハイヒールの設置されたタイミングを確認した人は挙手。しかしこの嬢ちゃんの話も、ここまで続くとさすがにきつく思えてきてしまった。
- 上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/えーと、そもそもシリーズ自体が久しぶりで、そのこと自体が前フリで、オチでまた放り出されて・・・。とりあえず、長年の読者でよかった!
- カネコアツシ『WET MOON』/もう今回は、絵で「お産婆サンバ」*2の脳内再生始まっちゃったんでごめんなさい。
- 安永知澄『赤パン先生!』/いいなあこれ。原風景としての孤独突かれた感じでじんと来る。だからこそ共感もくるんだよな。
- 朝倉世界一『春山町サーバンツ』/マッサージチェア、くっだらねえ(嬉)。
- 竹本泉『あかねこの悪魔』/せっかくのコスプレなのに反応できない辻島君は不憫だなあ・・・と思いきや、ああ実物には反応するんだうい奴だなあ・・・と思いきや、単なる属性かよ!