ビーム感想

コミックビーム 2010年9月号

  • アニメ情報公開延期で、連続表紙・巻頭カラーですか…いやはや。
  • 三宅乱丈イムリ』/ミムリのおかれた状況が、否が応にもデュルクの母の悲劇を想起させる。しかもミューバがなあ…。
  • 上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/劇画風実写マンガ。かつて“劇画”という言葉のはらんでいた内実に思いを馳せつつ、実写要素とこの設定とオチの絵を味わうのが正しいかもしれん。違うかもしれん。/演者は本職?クレジットの「撮影・切り貼り」てのがよいな。そうか、『編集王』のアレは編犬だったか!(違う)
  • 鈴木みそ限界集落温泉』/絵にかいたようなピンチ・デッドラインですが。こっから盛り上げるのは楽しいだろうなあ、描き手。
  • 三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/何このバトル漫画的な熱い展開。嫌いじゃなくてよ。
  • 三好銀『あるアーティストの帰郷』/読切前編。この作風で、続く=終わらない結末見せられると、それだけである種の恐ろしさが。
  • しりあがり寿『』/壁に浮かぶ文字といえば、私的には『MOTHER2MOTHER2 ギーグの逆襲ですが。ギャグとシリアス、両方描いてくんですかねぇ。
  • 深谷陽『彼女はブンカのむこう』/シリーズ読切、久々の登場。いやー、読めて嬉しい本当に。相変わらず頬を弛ませてくれます。また来てください!
  • 朝倉世界一デボネア・ドライブ』/寂しくもあるが、さっぱりした、いい別れだ。エチゼン君は海中へ、て途中から読んだ人勘違いしねえかコレ。次号最終回。
  • 市橋俊介『敗北DNA』/ストリートビューに…それはすごいな。これまでに人物像読んできてるだけに、余計に。
  • 宮沢ロケット『ROUTE.エフ』/読切。一発ネタではあるが、カッコいいジジイは正義。そしてカッコよく描けるのは才能。
  • 川井俊太郎『千里眼のサミュエル』/読切。一瞬混乱したが、そういう構成か。変形夢オチ、と言えなくもないが、なかなか凝った作風。