フェローズ感想

fellows! volume 12

  • ビームと連日発売で、こちらが先売り。
  • 梶谷志乃『カバー・ストーリー』/この表紙絵をネタに話描かせるのに、この人選て時点で勝負は決まってたな!あと褌フェチといえば『湯けむりスナイパー』。
  • 吉元ますめ『イモムシのおよめさん』/不倫劇ぶり描写の悪ノリ感が、とても楽しい。
  • 薮内貴広『In Wonderland』/タラノメは次に来る人のために一つ、来年のために一つ、残しておくものですよ、て桑田判事家栽の人 (1) (ビッグコミックス)も言ってた。/そしてバーバラさんに人間味が。気づいたら絵柄も微妙に変化してるような。
  • 高橋那津子『白獅子の子供たち』/模擬刀、ってこれ材質はなんだ。防具も着けずに練習、なのに石壁叩きまくりって。/今にして思えば、越智善彦版『マリーとエリーのアトリエマリーとエリーのアトリエザールブルグの錬金術士 (3) (ブロスコミックス)作中での「竹刀」の登場と普及は、ファンタジー漫画として画期的だったかもしれん。
  • 長崎ライチふうらい姉妹』/人間巻きつったら、伊藤潤二『うずまき』うずまき~呪いシミュレーション~ WS 【ワンダースワン】だろがよ!*1/心の中に生きてるつったら、業田良家『男の操』男の操 (上) (BIG COMICS SPECIAL)だろがよ!*2
  • 福島聡星屑ニーナ』/冒頭のニーナの服は、なかなか可愛いと思うのよ。それにしても細かい演出が、本当にいちいち楽しいな。他方、猿人形シンクロの場面ではゾクリときたし。いやー、覚えててよかった。/で、読後あらためて扉絵を見ると、また実にいいんだよ。にんまり。
  • 笠井スイジゼル・アラン』/床下と天井裏は子供のロマン!僕は田舎育ちなもんで、その辺は謳歌したよ。なんなら押し入れでも。
  • しおやてるこ『たまりば』/まあ小杉も“悪人”ってわけじゃないんだしなぁ。だからハルオもこういう“説教”をするわけで。ハナから一歩引いてる身としても。/で、さて、ここで続くか。
  • 長澤真『瑪瑙之竜』/なるほど、そういう使い方もアリか。エニグマですねわかります、てそういえば、中身の出し方についてはまだ描かれてないんだっけ。
  • 入江亜季乱と灰色の世界』/日比ぃ〜(泣)。よかったよーよかったよー。おーたろーに負けんな!
  • まさひこ『南雲水域地区』/読切。水惑星!(違う)“青臭さ”の描き方・置き所が、物語としてかなりよい感じ。好みです。/余談ですが私も中学生の時、全校に配布されるプリントに載せられる作文の一段落目で、「馬鹿」という単語を6回くらい使ったら、書き直しさせられました。ウケると思ったんだけどなー。若かった。
  • 近藤聡乃『うさぎのヨシオ』/そういえば、Amazonの倉庫も並びはメチャクチャだそうですね。以前、ぷっすまでその様子が放送された時には、国文学の本の隣が『エリートヤンキー三郎』でした(劇団ひとりが発見)。
  • 八十八良『ウワガキ』/あー、そっちの分身もアリか。ごちゃつきそうだなあ。
  • 明仁『玲瓏館健在なりや』/私的には今回の内容、『乙嫁語り』の面白さと近い印象受けるんですけどね。絵で楽しませる人だよなぁ、としみじみ。/(綾乃と美琴の修羅場を期待してたなんて…言えない…)
  • 澤江啓太『夜明けの未来ちゃん』/読切。いい後味だ。しかしこのキャラの馬鹿ノリは、フェローズに合わせてあるのかしら。
  • 百名哲『演劇部5分前』/うーん、その折れる場面は見たかった気もする。あえて外してくるのが、芸風ではあるのだが。
  • 睦月のぞみ『兎の角』/その肩書きで募集するということは、反応が薄いのがお好みなのだろうか。考えては負けだろうか。
  • 戒島実里『ゴーレム』/読切。このほのぼの具合いは悪くない。でもゴーレムが鼻ちょうちんって…。
  • 長崎ライチふうらい姉妹』/ショートストーリー版。なんか1ページ目からして変だよいろいろ(褒め言葉)。お隣が磯貝さんCLANNAD 2 (通常版) [DVD]、とか思い出したごめん。常時レオタード着用、にちょっとドキッとしたほんとごめんなさい。
  • 室井大資『ブラステッド』/見開き絵の迫力。そこまでのタメがいい。
  • 鈴木健也『蝋燭姫』/冒頭で、またえらいもん描いたなー、と思ってたら、ラストが。次元の違う衝撃が。ここに向かってたのかよ、すげぇ。/このセリフ、この表情。ビーム編集長・奥村氏評したところの「強い絵」ですな。
  • 緒方波子『漫画家・金田印子と暗殺者の夜』/シリーズ読切。ベタと異物の混じり具合いがよい感じ。前回より、ちゃんと楽しく読めました。
  • まさひこ『グルタ島日記 電光オルゴール創作人フゥ』/なんかおまけコラムがすごくよい感じなんですけど。設定萌え?
  • 長野香子『ノラ猫の恋』/ここまで引っ張っておいてこの小物っぷりは、逆にすげぇわ親父。裸キックはいいシーンだ。
  • 新井美智代『グッドアフタヌーン・ティータイム』/変態だよなぁ、飲んでるこの絵、と今さらながら。/添い寝なぁ。次回最終回てことは南…げふんげふん。レシカちゃんも出してあげてね。
  • 福島久美子『水晶石の森』/なにこの爆発&駄洒落オチ。ある意味すげえ。
  • 高田築『野ばら』/一つ一つの構成要素はベタなのかもしれんが、味付けの妙味がたまらんのだよな。今回も楽しい。最後踊ってんの誰だよー(えへらえへら)。
  • 久慈光久狼の口』/まさか、ここで最強カードが切られてしまうとは。そして、また一人怨念を抱える者が。受け継がれる意志、ですか。
  • 次号最終回や終わり近そうなのがいろいろと。さみしくなるねぇ。
  • 次号予告、「福島聡『少年少女』→入江亜季群青学舎』→高田築『野ばら』そして…」て、誰に向けたフレーズだよ。想定してる反応者は、俺か俺なのか。

*1:あえてこちらを貼ってみた。

*2:作品解説は文庫版『ゴーダ哲学堂ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)あとがきで。