週刊少年チャンピオン2017年24号

※先々週号です。



●瀬口忍『囚人リク』/300回記念巻頭カラー。見開き絵のキャラ達それぞれの、エピソード想い起こさせる顔力が流石だ。死ねない、死なせない主人公力。そしてついに再会!
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/仕上げ(オチ)はおか〜あさ〜ん♪ワンシチュエーションから脱け出せない、サイコホラーなのでは。
板垣恵介刃牙道』/正装の白スーツでなく、裸コートにつっかけというのが急ぎの表現なわけですね。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/オータム書店言いつつ刃牙は名前そのままじゃねえか。
板垣巴留BEASTARS』/本のタイトルから、過去に種族で別れての戦争あったらしき設定がうかがえる。ルイの過去はダークサイドつっ走ってるなあ…。だからこそ世界を変えるべく、か。やはり真・異種格闘大戦と重なる(カバの怖さも)。
●中村勇志『六道の悪女たち』/切り替え早っ。恋心の方がバグになるって展開かな。
●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/怪植物ネタ。
荒達哉『ハリガネサービス』/トンデモスポーツ漫画で王道だの基本戦術だの語られたところでなあ。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/邪道に落ちた者として百雲を対置するならば、そこで主人公側の義としてあるのはやはり根性なわけで。
●大江しんいちろう『英雄!シーザーさん』/ローマ人の風呂好き広めたのは、やっぱりテルマエってことになるんだろうか。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/前作での子ども探偵団(だっけ?)のノリ思わせる新コンビ。犬でも猿でもなく、猫をつれたトレジャーハンターか。コンビ間のズレの見せ方がおもしろい。
●鈴木優太『絵江の変人解放運動』/集中連載最終回。奇怪な設定をなんかいい話っぽくまとめた!この前日譚が動機としてあってこその、という構成になるわけか。うまいな。
●玉置大地『通学路で差をつけろ』/読み切り。前回掲載のがバレンタインバトルで今回がこれという。定型の強みではある。コマ構成による視線誘導、読ませ方に努力の跡を感じる。団地ともおにも少年と少女と道の名編があっての。
●いなずまたかし『SIX』/最終回。本当に怖いのは人間オチ、ともいえよう。