週刊少年チャンピオン2017年18号

※3月30日発売号。



●中村勇志『六道の悪女たち』/すんなり学園生活送っていくのか。まあ爆弾抱えてる状態には変わりないが。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/だからさ、構成力あるからホラーネタは普通に怖いんだって…。
●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/夢は内面と異なる無意識の領域ながらマンガ表現においては絵として出されるわけで云々。
板垣巴留BEASTARS』/恋心の自覚、でのぞくのがこの表情という。絵の具は赤と白か。今回の構成でいえば、幼い頃の無邪気さも覚えた愛想笑いも、もはやその激情の前には。/で、『実は私は』好きな身としては、そういえばセンターカラーの夏祭り回で白神さんも藍澤さんも自覚してたなあ、とダブらせたりしてね、いやダブらせられねえなこれ。
●古川一・白土悠介『虚ろう君と』/スタンガンは武蔵も倒せるからね、仕方ないね。
●円山晃『冥界だより』/集中連載化。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/わびすけの瞳にトーンが貼られ、ピンスポットみたいな星が散る。そして睡眠表現(黒ベタコマに寝息)。
●瀬口忍『囚人リク』/迫力ある絵柄でこのケレン、というのがよい。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/情熱が残酷を超える、その夢の果てに向かって進む物語なんだよな。この瞬間が浪漫であっても、だからこそ。
●いなずまたかし『SIX』/田舎から出てきてネット依存の果てにこれって、いやまあ救われはしたものの。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/これもふしぎ研究部も、花見ネタでオチは酒関連という。こちらはコマ中に桜ずっと舞っているのが、テンションと視界と作中経過時間の違いだな。
サイプレス上野・陸井栄史『サウエとラップ〜自由形〜』/古典文学のラップ化は、そりゃまあパロディになるのか。
●掛丸翔『少年ラケット』/伏線は本当きっちり仕込んでくる作品である。そして、この状況で覚醒を見せるか。
●浦田カズヒロ『JIMBA』/最終回。
石黒正数木曜日のフルット』/(野良猫で)親子もの。タイトルカットはそういう意味ね。


  • 次号、たばようの読み切り掲載。