週刊少年チャンピオン2016年45号

浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/アクションからの懐かし設定オチ。というか以前もだったが、動物は出るけど松五郎は出んのね。ロングショットで読ませる構成が映える。ちゃぶ台囲むガキ五人の絵のコマ、構図とポーズとコマ枠外へのキャラのはみ出し方と次のコマで同じ構図のアップになるの、好き。
板垣恵介刃牙道』/最大トーナメント時同様に指の握力に苦戦、てわざとやってるのか作者。死亡ビジョンはちょっと…本部なら、て話でもないし…。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/猫は雨が嫌い、しかたないね。でも雨がっぱと長靴でワクワク、かわいいね。構成の巧さで読ませるんだよな、やっぱり。筒型ポストは田舎の表象か、でも真の田舎は最寄りのポストまで1キロ以上あるぞ。
●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/こっちも水たまりネタ。実際の天候からの影響だろうか。
桜井のりお『ロロッロ!』/ロボだから露出オチOK、いやいや。ぼっち設定に解説役新参者、と初期みつどもえっぽさあるな。
●中村勇志『六道の悪女たち』/正ヒロインポジションはゆるがないのか。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/ああ、不穏が。試合の方は観戦する社長も熱くなっているのがよい。
増田英二『実は私は』/サブタイトルが主人公とヒロインの名、といよいよ終章モードか。共存を目的とした学校のこれまでの営みが、一転危機を招いてしまうと。校長はいい所で復活しそうだけど。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/死人が出た時のための坊主、てすごいギャグ台詞。ラストページのおっさん揃い踏み&最後だけ山田、でちょっと笑う。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/新横浜ラーメンエキスポ編、て例年チャンピオンとコラボしている、横浜商店街食イベント告知の隣ページから始まるのがずるい。頭部がニンニクラーメンの吸血鬼ってもうわからんよ、それを股間が花の全裸マント吸血鬼と共演させると絵力すごいよ。何味なのか明言しないのはあえてか。
●瀬口忍『囚人リク』/興行主は外部とも通じてるわけだし、鬼道院の一味になるのかな。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/寄生虫を飲む、という対処療法は実際やられてたこともあるそうで。この作品世界だと、そんなキモいものはロボ専用で人間様には使わないようだが。
小沢としお『Gメン』/ガチホラーじゃんよ…。
藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/思考伝達ってそりゃ反則だろう。悪の組織を裏切ると、やっぱりこうなっちゃうか。
石黒正数木曜日のフルット』/想像させる怖さね、うん。