週刊少年チャンピオン2016年19号

福地カミオ『猫神じゃらし!』/新連載。猫娘との出会い、一応役に立った。ちゃんとロングショット見せる構成力ある作家だったのに、なんでこんなアップ多用なのキャラ押しなの、と微妙な気分になってたらそのオチの為かよ!(一安心。)しっぽが別人格か。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/馬場。これはもうアラサー以上の為のノスタルジーだよな…。巨人のスケールと子供の反応の描写に画面の構成力発揮しまくった上で、オチはうえけん的振り向き顔。個人的には福地カミオもはまけんも構成の上手さでより“読み物”として楽しんでる面はあるが、さすがに並べて掲載されると年季の違いがな。
板垣恵介刃牙道』/恐竜を知らない武蔵にはピクルの箔付けがわからない、てお互い理解不能ってことだよな。キャラ紹介コラムは寂海王、私も好きです。
渡辺航弱虫ペダル』/連載8周年。鳴子は連日つらい…いや、サポートをまっとうはできるかもしれんけど…。
●掛丸翔『少年ラケット』/タイムアウトのタイミングも試合の流れには重要か。一勝の上でなお、ここからが総力戦。
藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/前回解説された開発者の理念としての内容が、時を経てモンスターの生態という形で現れる。これよ、これぞSF、状況ではなく話法よ。翠ちゃんは両親の性格をしっかり継いでいるようで何より。
増田英二『実は私は』/脚本もアレだが先生ふっ切れ過ぎだろう、不器用デレ?将来の自分自身かー、またポンコツなんだろなー。委員長は未来人の存在は知ってても、その関係者ではないって設定だっけ。すれ違った今と結果としてある未来と。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/敗者の復活と、崩れる勝者と。まだ終われないって、そう、折り返し前なんだよな。恐ろしい事に。
●瀬口忍『囚人リク』/いい親(代わりの人)が描かれてきたマンガであればこそ、悪人の親は悪。その郷愁ごとへし折ってこその勝利ではある。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/こういうメロドラマの為に世界観の法則破ってくる点が心底気に食わないんだけど(SF名乗るならね)、結局登場人物が全員“常識”からずれている、という話なのよな。自覚的ではあるのか?テロリストの意味不明さとか。
架神恭介渡辺義彦『放課後ウィザード倶楽部』/悪役が味方になる展開は燃える、てまあ元から演技だけどさ。
小沢としお『Gメン』/Gメンの名前出すってことは抗争拡大かな。最後の人物は話つけに現れた気もするが。
●角光『ニコべん!』/え、本当にこれで合宿終了?温泉も水着も出したからいいのかな。
●鈴木優太『正義の殺人鬼』/スーパーフライやシュガーマウンテン的な自走式スタンドか。二人で複写しあえばいいんじゃなイカ?
石黒正数木曜日のフルット』/人のため命をかける、的な話ではある。