スジナシのガルガンティア(まぜた)(二回目)

  • 鶴瓶のスジナシ」CBC・7月3日0時33分より

●ゲストは新納慎也。「現在は、ミュージカルを中心に舞台や映像で活躍中」(※プロフィール紹介テロップより)というわけで(?)怪作。SFでしたよ!(間違いってはいない。はず。)
これはひどい、かもしらんが、いやさその辺は即興劇という人と舞台の有機性パワーをもってして、ひどい、でも笑ってしまうという豪腕オチ。てかプレビュートークでも言ってましたが、そうでもしないと終わらない、終わらせないとオチをつけないといけないんだよね。
●よくこれが出てきた、というか成立させるチームワークこそがスジナシ的見どころです。一生懸命バカをやる、を共同作業で。番組冒頭で言ってた関西出身どうし、というのもあるかな。笑いました。
●まあ夜中の教室といや以前の誰だっけ、あの情けない風貌の役者(すいません)の女生徒妊娠話も大概でしたが。それでもあき竹城の「ようこそ、バー校長室へ!」を超えることはないでしょうが。余談。


●前回感想>「「ガジェットはガジェットとして見ろ!この「王道」という「物語」の「展開」に乗れ!楽しめ!」というベタイズムの叫びが聞こえてきたので僕は好きです!」。なら今回は?もちろん楽しみましたともさ。いいジュブナイルエンドでした。
●ラストシーンとかベタながらいい。∀ガンダム好きとしては、ダブらせるものもありましてね、ええ。ただこの場合は、セカイは放っておいて、という残酷さも込みなんですけれども。
●個人的には積極的に好きになれるキャラ、あるいは空間というのはちょっと見当たりませんでしたが、まあ私にとっての「アニメ」ってすでにそういう媒体ですし。歳だし。
●「ガルガンティア」「RDG」「俺ガイル」の三作が今期の私的「ことばアニメ」です。何だそれ。俺好みの内実を考えたら、そういうフレーズが浮かんだ。発せられる言葉の内圧が世界を規定している作品、みたいな。私にとっての燃え、「セリフに体重乗ってるね」(ザ・ワールド・イズ・マイン)、とはまた違う次元なのだが。