コミックビーム2012年2月号

ヤマザキマリテルマエ・ロマエ』/整体と針。『エイリアン通り』にも鍼灸漫談ネタとかありましたっけ。
三宅乱丈イムリ』/定番ですが、この笑顔のおそろしいこと。闇と影の映える絵。
松田洋子『ママゴト』/セリフの一つ一つがズバズバ切り込んできますな。幸福な回想群からの悲しみ、ではなく、諦観、“元通り”で結びってのがまた。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/軽いノリだが怖いなコレ。まあそれより初の制服&体操服姿だ。
唐沢なをき『まんが極道』/ホラーですね・・・。決まりどおりに沿って描かされる、とこうなっちゃうんかしら。/単行本帯が富野由悠季ってのはまたすごいことで。
新井英樹『SCATTER -あなたがここにいてほしい-』/この体重の乗りぐあい。息づかいや体温の存在感じさせる、これが新井英樹だ。
上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/1時間は短いな・・・て大元の発想は駄洒落ネタか。『二十四の瞳』は、自分も幼少時にテレビで一回映画見たきりですね。
安永知澄『赤パン先生!』/リアリティといいますか原風景といいますか。顔の造作の違いもきいてますなあ。
竹本泉『あかねこの悪魔』/名前、なんという伏線!・・・いやいや。次元ネタの発想と使い捨てっぷりがさすがだ。
三好銀『海辺へ行く道』/最終回。特有のドライさと狂気的な光景が最後まで際立っていた。私にとっては“入り口”でしたが、悪くないハードさでした。/阿部共実も将来的には、こういう作品描いたりするんかしら。