主語が「僕」なのは、弱気だからだよ。でなければ、長新太『キャベツくん』オマージュで、「こうなる!」と書くところだよ!
- 『花のズボラ飯』編
●久住昌之・水沢悦子『花のズボラ飯』読了。原作と作画、そしておそらくは掲載誌を含めての、幸福な出会い。
●“ズボラ飯”と称せども、その背景とディテール描写には手抜きがないからこその、この多幸感。
●入江喜和『おかめ日和』における手間かけまくりのレシピ説明と、“物語”としては同質ですな。『クッキングパパ』の1ページレシピだって、当初は出すだけで、意味としてそれ持ち得てたはず。
●金平守人『エロ漫の星』上下巻読了。…まいったなぁ…ジンときちまったよ、カネヒラ作品で。なんてこったスティーブ!
●コミックビーム読者としては、よそでこんなおもしろいモン描きやがって!やるじゃん!(失礼)と一瞬思うけど、でもいいんだ!おもしろいよコレ。
●上巻あとがき読んだ時は、田中ユタカ『人魚姫のキス』の激烈なあとがきと印象だぶりそうになりまして、いやいやいやちがうちがう、これカネヒラだよw、なんてブレーキかけてたんですけど。
●でも、熱かったんだよなー最後まで。ダブらせて正解だったのかなあ。…困ったなぁ。何を困ることが?なきにしもあらずなのだよ。
●うん、まあよかった。おもしろかった、『エロ漫の星』。ガンガン売れて欲しいね!
まあ特に結論はないんですが、目的は言祝ぎなんで、スタイルの精進にのぞみたい。