週刊少年チャンピオン2015年42号

●瀬口忍『囚人リク』/かつては腕からの血での血杯、今回は同じ彫り物入れた腕で拳を合わす、と独特な美意識があるな。狂人もじいさんも顔芸すごい。
板垣恵介刃牙道』/護身を旨とする身としてはこれで決着なのかね。勇次郎はサインの件といい丸くなった感ある。/作者と格闘家・堀口恭司の対談で武蔵の歩行法、体重とバランス、伝統空手といった話題出てますが『ツマヌダ格闘街』の内容とも通じるものですよね、これら。
増田英二『実は私は』/何がすごいって、獅穂のみならず嶋田救済の物語としても成立したことだろう。恋してよかった、と定番ながらよい青臭さ。獅狼の意識が眠ってないのは、話題に出してる初訪問回のネタつながりか。
渡辺航弱虫ペダル』/なんかいかにも負かされ役っぽいフラグが…。
●掛丸翔『少年ラケット』/決着。とはいえ、その後に待つのもチームメイト、仲間としての暖かい光景であり。よいのう。
●角光『ニコべん!』/なんだよはなから爆発しろかよ!
荒達哉『ハリガネサービス』/必殺技に対するリアクションを連載の中でどう描き分けていくかというのもね。相手側監督も単なるキワモノにおさまらないキャラ立ち。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/相手をも引き上げる、という展開が熱い。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/不穏さの中のたどん目が怖いぞ埴輪。
●アイハラ☆シゲ『マツタケART』/集中新連載。古式ゆかしいギャグ(変態)とエロ(妄想)、少なくともシュールではなかろう>アオリ。チャンピオンはこういう路線がんばるなあ。
細川雅巳『錻力のアーチスト』/スポ根に敗北する女性(にょしょう)!というわけで、ぶっちゃけ桃ちゃん姉弟の失策にスカッとした私ですけれども、これをカタルシスにするべく積み上げてきたかは不明。負けたら負けたで喜びそうだし、桃ファン。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/えっ、クソゲーハンターって実際にはプレイせずにレビュー書くんじゃないの、多根とか。
●鈍速毎日『マジカロマジカル』/スメラギの方とは逆とも言えるんだよな…。
木々津克久『兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿』/物理的に傷つける霊は初めてか。可視化されてるってことは扮装?
●松本豊『スメラギドレッサーズ』/幼なじみ男女で密室でお着替え、とおいしい状況だけれども設定的には休まらない。エロって難しい。次号センターカラー。