週刊少年チャンピオン2022年19号

  • 付録が入間くんクリアしおり。これとか吸死の色塗り作者とは別人ですよねグッズなんだかなー、と思う時点で“キャラクター”の価値をわかってないってことですかねわたくし。刃牙での「塗り絵師」クレジットは作家性を前提としているからこその分業の明示だからなあ。
  • ドラマ版『ナンバMG5』情報がカラー1ページ。



西修『魔入りました!入間くん』/「佳境」という言葉はその状況を見る側からの評価であり、作中のものとして出すのは用法としておかしいでしょ。さらにそれを開いたつもりで「佳き境目(さかいめ)」というサブタイトルつけるにあたって、作者は「佳境」という単語の意味をマジで理解していないのではないか。もとより日本語の誤用が多いマンガだし。

板垣恵介『バキ道』/ジャック、当初は明らかに他者からの称賛なんてどうでもいい精神性のキャラだったと思うが。ピクル編以後の不遇な扱いから解放された、というメタ視線で見るもんだよな、これ。描いてる作者の体感のあらわれとして。

渡辺航弱虫ペダル』/笑顔で猛追される恐怖。主人公もする側だけど。

●宗我部としのり『ヤンキーJKクズハナちゃん』/連載100回記念センターカラー。ここ10話ほどしか読んでないので、主人公とメインヒロインが筋トレ仲間であると知って驚く。

●漆原侑来『桃源暗鬼』/平和主義者は左遷か。つらいね。

モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス、内々けやき、佐伯庸介、白狼『ルパン三世 異世界の姫君』/なぜゆえ永井豪異世界の女性用下着の製作技術どうなってるんですか問題。

荒達哉『ハリガネサービスACE』/私にとってのこの作品の面白さって、シリアスやってるはずがギャグにしか見えない点なわけですが。今回も爆発オチの前フリとして見れば、いまだにぎこちないボレー描写もじわじわきていい。

●橋本くらら『ギャルの背後に霊がいる』/全然読んできてない作品だけども、作者が力入れて描いているクライマックスであることくらいは読んでて伝わりますよ。

板垣巴留『SANDA』/子供[ガキ]は寝る時間だ。(Good night, child. It's past your bed time.)黒サンタが対等に扱うのは守る側にしても、か。

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/モブキャラには当初の作風のえぐみが残ってるってことかもしれん。挙動はかわいいが。

●灰谷音屋『Diego!!』/ライバルキャラはエリート家系か、そら主人公とは合わないな。熱い性格なのは確かだが。ゴール前の緊迫の攻防描写がお見事、という所で次号休載。アンケート出すか。

●村岡ユウ『もういっぽん!』/新人戦パート。自信はないが他人の気持ちには応えたい、姫コの成長。主人公チームの歩んできた挑戦と不屈のストーリーテリングが、傍からの評価としては無冠の強者に位置づけられるのは納得。東体大栄の強者が抜けることの重み、そしてここで相まみえるか~。未知VS早苗の回のサブタイトルが「運命」で、今回のサブタイトルが「宿命」ですよ、いい!
/遠征合同練習パート。お早い再登場の面々。大凪ちゃんも気合い入れてる&大和をちゃんと止める。鳳先生の決めスーツ姿で思ったが、犬威先生が今回はジャージ姿なの紫乃パイセン不在だから?強者との対面でゆらり復活の氷浦、それを見て再燃する早苗と南雲。投げ技の教えを乞う早苗を腕組み微笑で見つめる犬威先生は、昨年の合同練習で葉月に寝技の教えを乞うていた彼女の姿を思い出しているのでしょう。その後ろで折原を腕組み横目で見ている権藤先生は、明るい髪の色が気になるのでしょう。解説コマにも出張の鳳先生。大和に技かけてる小田桐ちゃんの図がよい。
/というわけで、主人公勢が二つのパートに別れたら普通に情報量が増えていた。すごい。


→コマ内で視線をずらすと別の状況が目に入り、新たな構図を読むことができる。こういう演出、作者に構成力ないと出てこないんだよね。

●実樹ぶきみ『SHY』/あ、これ序盤にいた飲んべえさんか。素面の扱い…。

●原作:のりしろちゃん、作画:雪田幸路『なよ竹のナル』/読み切り。ベタだがそれがいいってやつですね。設定でチャンピオンREDいちご掲載の佳作SFエロコメプラトニックインベイド』を連想。




  • 表4広告はダンベル何キロ持てる?とコラボのハチナイ。