1号(※2019年12月5日発売)
- 付録はグラドル未公開フォトブック(二人ぶん)。
●大泉洋・星野倖一郎『水曜どうでしょう ~大泉洋のホラ話~』/新連載。1発目からいきなり本人はタイトル以外言及してないネタ=内容全部作家側のでっちあげ、てもう企画の意味がわからん。
●渡辺航『弱虫ペダル』/最初期のママチャリだった坂道とは異なり、旧式とはいえ正機種ならって話か。
●細川雅巳『逃亡者エリオ』/単行本広告に「細川先生がかねてから描きたかった中世ヨーロッパの歴史活劇」とあるが、正直これでかよって感じが…。マジで参考文献2冊しか読んでないってことはないよな。
●浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/社会人百合…(身長差&締め落としプレイ)。
●夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/即席分銅、本編での鎖鎌より強そうに読めちゃうな。
●板垣巴留『BEASTARS』/ショック療法にしてもムチャ過ぎるが、もとよりそれこそを“本能”とする場ではあり。キツネのメスでイナリ組、というのは下ネタかけてるのだろうか。
●桜井のりお『ロロッロ!』/不安定な主人公って点では僕ヤバとも通じるのかしらん。
●魚乃目三太『チャンピオンズ』/社員総出でバーコード貼り替えって、リアル『編集王』じゃん。才能に惚れた作家がヒット出す前に離れる編集者の寂しさ、読者の身としてもわからんではないよ。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/横方向に読ませる描写が続いての、めくりから縦方向で均衡崩れる構成。引退する先輩から後輩への目線と、教師から先輩生徒への目線。福岡屋台は楽しそう、てそのキャラの家業なのか。そりゃいざという時は大声も出るよね。
●灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』/チアガール服でヒロイン以外スパッツ履いてないの、それはそれで変では。
●石黒正数『木曜日のフルット』/女性キャラは等しくえじきなんだね…。
ミリシタ(アイマス)ネタが仕込まれることで一部におなじみの『チキン』作者・歳脇将幸先生、新人賞講評でも漏れ出す。 pic.twitter.com/KBSrPiX8vG
— 原原カカリヤ (@genbarakakariya) 2019年12月9日
2+3号(※2019年12月12日発売)
- 前号付録に続き、付録ハガキにポスターにグラビアと押されてるな十味さん。名前が変で覚えてしまった。
●板垣巴留『BEASTARS』/親子よのう。こういうユーモア入れられるのがキャラクターの成長。戦い続けてる演劇部も疲弊はするよな。/サブタイトル人気投票結果発表。1位が1話で2位が最新話、票数公開なし。やはり企画的に失敗だったのでは。(サブタイトルまで真剣に“読んで”いる読者は少数派だよやっぱり~。)
●中村勇志『六道の悪女たち』/うーん、惜しい。/こういう構成の単調さからくる“弱さ”見るとどうしても、現チャンピオン作家中堅陣における技術面での向上のなさ、を感じてしまうんだよな私は。そのことをネックだと思わない読者であり支持層というものが、何をもって作品であり表現の価値と見ているのか、私にはわからん。
●西修『魔入りました!入間くん』/え、リゼロもパクるの?(素)
●桜井のりお『ロロッロ!』/最もピュアなポリスが最も暴力的という寓意(どこが)。乳繰りあいが百合だからネタ扱いになるってのもなんかなあ。
●板垣恵介『バキ道』/対相撲戦、開始。フォークロア文脈で読むべきシリーズなんかねえ。
●夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち ─バキ外伝─』/作者の趣味である釣り知識全開!
●大泉洋、星野倖一郎『水曜どうでしょう~大泉洋のホラ話~』/これは元の放送を見れてない。馬鹿話感は出てきた。
●浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/オチのなんなんだこれぶりに、過去のクリスマス回でちょっといい感じだった春郎&ノムさんのフラグ(?)へし折られるのがメインと読む向きもいるとかいないとか。
●荒達哉『ハリガネサービスACE』/すべて演技でした、と言われてもまあ、そりゃそうでしょうねえ…。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/なぜだか急にマンガ家持ち込み編。このキャラ覚えてないけど。
●川端浩典『築地最強寿司伝説 仁義理の海太郎』/これも不良という概念がよくわからないマンガである。
●安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』/フォークの持ち方&刺し方どうなってるんだよこれ。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/これが主人公キャラの器。柔道楽しい!がしっかりと作品の核にあるわけだよな。
●魚乃目三太『チャンピオンズ』/沢氏については語られまくってる感あるからなあ。最後の壁村氏のエピソードはいい話だけど。
4+5号(※2019年12月26日発売)
●渡辺航『弱虫ペダル』/かつてこの作品において、カラーページで女の子がここまで大きく描かれたことがあっただろうか。チーム戦と個人戦の異同というのはスポーツ漫画でもしばしば描かれるけれども、この作品の場合は生き方に直結させて語っちゃうのがらしさではある。
●実樹ぶきみ『SHY』/『ペット』におけるヤマみたいな話だとは思うんだが、設定説明のセリフが毎度ふわふわポエムなもんでな…。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/海、水着回。女の子の身体描写がリアル寄り。お風呂回で筋肉質な体を披露した先生にも来てほしかったような。前回は主人公、今回はキャプテンの“資質”を異なるあたたかさで描いてくれるのがよい。
●西修『魔入りました!入間くん』/元からガバガバ設定しか描けない作者がポイント制なんて出してみても、ルールやシステムとしての面白さなんて描けるわけがない、というシリーズでしたね、はい。/そういえばこの作者が前に連載してた雑誌で、今はワールドトリガーやってんだっけ。
●夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち ─バキ外伝─』/扉絵にて妖怪絵のパロディでキャラ出して、作中でその上を行く“化物”のイメージショットを見せると。いい演出。
●板垣恵介『BEASTARS』/この二人の間での食肉シーンが直接描かれるのは初で、脛に傷持つ身を自覚しての支え合いへの意志が生まれて、そこでついに作品タイトルが口にされると。影を引き受けた光だ(シルバー事件)。そして、より直接的な過去と影への向き合いに。
●安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』/餅つき。描けるわけないので、杵を振りかぶった際は徹底してそれを持つ手を見せないという手(抜き)法。まあ降ろしてる際の持ち方も変だけど。
●中村勇志『六道の悪女たち』/ジョジョ3部のボインゴみたいなもんですか。
●浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/たまにハッピーエンドだったクリスマス回を不条理におとしたから今回は正月ネタをハッピーエンドにとかそういうこと?孫デレは作者の実体験な気も。
●板垣恵介『バキ道』/渋川VS巨人。まんま最大トーナメント初戦じゃん、という気もするが。
●桜井のりお『ロロッロ!』/年賀状、けっこういいこと書いてるじゃん。ホログラム入浴ひでえ。エロロボ娘が頭にたんこぶで倒れてるコマをうつぶせ・あお向けの2バージョン描き、後者では首を逆につける、とこういう細かい芸がよい。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/巻末コメント見ると担当編集へのはなむけっぽいけども、いやまあ、そのまんま過ぎないか。/ハイキュー!!では担当へのはなむけ回が「戦線」だったのをついつい思い出しちゃったり。
●高橋ヒロシ、鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/女まぜるのかよ。金髪化は原作準拠だな。
●荒達哉『ハリガネサービスACE』/アニメ版ハイキュー!!の田中一成最後のセリフが例の「下を向くんじゃねええ」という叫びだったのをついつい思い出しちゃったりな、差。
●魚乃目三太『チャンピオンズ』/最終回。ほぼ鮫島の話ってのも、うーん。
●灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』/母親の方がヒロイン扱いされてる。
●石黒正数『木曜日のフルット』/今ごろ感想書いてる私の問題ですけど、冒頭が東京オリンピックについてのセリフでいやはや。
- 表3広告、「オタクのための美容室」。表4広告、不良ネタ?ソシャゲの「雑誌掲載争奪戦 結果発表!」
6号(※1月9日発売)
※新連載のYoutuber効果 (チャンピオンクラスタ的にはあくまで「入間くん効果」だそうで…) により紙版雑誌が見あたらず、ぼけーっとしてたら電子版配信はもとよりコロナ禍を受けての無料公開の期間も過ぎ去り近場のマンガ喫茶もコロナで休店に、というわけで読めてません。単行本を購入している作品から該当する掲載回のみ。
●板垣巴留『BEASTARS』/耳に仕込み武器のウサギとはまた強烈な。小柄で武器の扱いに長けた強キャラ草食獣。逆襲やレジスタンスという脈絡よりも、レゴシへの冷静な分析ふくめ、ただ生き延びる為、を濃厚に匂わせる。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/水着回別サイド、はおいて新生たる主人公勢。ここにきて早苗と南雲の邁進が熱い。そして第1話、第1巻収録分ラスト回で見せてきた、四人の顔コマ並べる構成が向き合い見つめ合うそれに!この四人の1年間を描いて完結するんじゃねえかな、この作品。
BEASTARS 18 (18) (少年チャンピオン・コミックス)
もういっぽん! 7 (7) (少年チャンピオン・コミックス)
7号(※1月16日発売)
●田中優吏『バクくん』/新連載。ショタ不良…。ノリは読み切り版パンキーに近くてわりと好み。
●深山秀、高畑雪『小説版ダーウィンズゲーム~フラッグゲーム~』/新連載。全体的に説明すっ飛ばし気味で何が何やら。
●浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/前座レベルのふし研マフラーネタの後に、カラー扉のマフラーネタ一発で笑わせにくるのは流石。編集も狙ってるんだろうけど。/春巻遭難シリーズの亜種っぽくて笑った。背景モブのチャンピオンキャラ集合ぶりと「トッコー」「テンニョー」は50周年完結記念?
●板垣巴留『BEASTARS』/イメージ図、刃牙じゃん。と思わせて、即こういう形でひっくり返す。精神の姿勢として纏うわけか。でもヒキは、強くなりたくば喰らえ!
●中村勇志『六道の悪女たち』/なんだその未来図は。『実は私は』みたく破滅回避が作品の軸になったりするのか。
●川端浩典『仁義理の海太郎』/詳細な小手返し八手の解説からのヒキはヒロイン誘拐。カオス。
●桜井のりお『ロロッロ!』/母娘Youtuber。実在するかは確認したくない。ちとせは何、攻めデレ?
●荒達哉『ハリガネサービスACE』/特に魅力を感じない三者間での三角関係って本当にどうでもいいな(素)。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/最初の見開き、右ページ左下で打席(背面)→左ページ右上小コマでバッティング→ロングショット背面→右下で枠線越え正面顔、と上手い構成だよな~と思いつつ、こういうのって本のノドが存在しない電書版では効果出てるのかな、といった点が最近は気になる。(※マンガ全般への感想)/全体の底上げと枠の奪い合い。仲間だからこそ。
●触媒ヒロオミ『どらコン!』/1号読みとばした結果、なんだかんだで展開に一番衝撃受けたのはこれかもしれん。女相撲って。
- 浜岡賢次の巻末コメント、いいね!
8号(※1月23日発売)
●佐藤ショーキ『メイカさんは押しころせない』/新連載。押しころせないけども、おしかけメイドのメイカさんってか(真顔)。
●高橋ヒロシ、鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/なんか露骨に春道に近づけてるような…。
●板垣巴留『BEASTARS』/目突き・金的ありの戦いをしている者ではある。畏怖についての会話はザ・ワールド・イズ・マインのモンちゃんがダブるな。同門であったか。
●田中優吏『バクくん』/不良のトップとしての自覚はあるのね。
●浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/罹患ネタもこの時期はギリギリいけたか。のり子と大鉄でちょっとホッコリさせてのバイタリティオチ。
(※比較図)
●夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/なんか主人公の背景周りも血なまぐさいことに。作者が取材してるっていう梶原一騎オマージュ形式なのか、これ。
●川端浩典『仁義理の海太郎』/寿司の技術をケンカに生かす!ってそっち方向もあんのかよ。
●中村勇志『六道の悪女たち』/予知でなく誤差ね。乱奈の未来に至る過程は不明になったと。
●桜井のりお『ロロッロ!』/こっちの母親も大概だな。よかった、娘の目の前でのNTRは未遂だったんだ…(NTRじゃない)。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/四人の顔コマページが、すでに(ようやく)日常たる練習光景と化している。本命は隠し玉か。それはそれで交替時はつらかろうが、それでも出場できる、達成した喜びよ。
9号(※1月30日発売)
- 弱虫ペダルの実写映画化情報公開。キャスティング、そういう感じなのか。
●渡辺航『弱虫ペダル』/チーム戦でなく純粋にタイマンであるがゆえの“圧”は確かに感じないでもない。
●安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』/スコップの持ち方全然描けてねえ、と2年前の雪かき描写に言ってたら、今年は直接描写全カットという手(抜き)法。
●実樹ぶきみ『SHY』/ひたすら不幸な女性がヴィラン化、魔法少女サイトみたいなもんか。(真顔)
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/作者、大丈夫?(素)
●板垣巴留『BEASTARS』/この作品に登場する母親キャラときたら…。まあこれは主人公と敵役の意図的な対比なのだろうが。
●田中優吏『バクくん』/エンジェル伝説的な悪役教師!と思ったらこれもあっさり解決。あくまで手段の誤りをただすって話なのな。
●浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/梅宮辰夫追悼ネタ。こんなのいたな、確かに。ネバーランド。
● 夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/ライオン参戦、いやいや。 KOFのグルガン…。
●暦『娑婆王』/名前は大事、てBEASTARSとの展開の重なり方において間が悪過ぎる。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/ドタバタ文化祭。スピーディーな顔合わせと引きだ。
●桜井のりお『ロロッロ!』/友情。売り子にしといて新刊落とした回のリベンジかしらん。
●中村勇志『六道の悪女たち』/お風呂回(熟女)(モンモン)。
10号(※2月6日発売)
- 裏表紙は入間くん&我々だ描き下ろしカット。
●板垣巴留『BEASTARS』/肉食、草食のボスを経て、より逸脱したそれにハイブリッドを冠してしまうか。悪のカリスマ、というやつではあろうが。
●西修『魔入りました!入間くん』/作中の人間という概念は当初からブレブレだし、小型マイクから通信で音拾って録音再生なんてテクノロジーは何の俊巡もなく出てくるし、世界観とは。一方で悪ザコが急に腹突き抜かれてキリヲがヨダレだらだらなのはルッキズムという一貫性ってな、はい。
●夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/一応、克己に(その場では)助けられたライオンなんだけどな…。
●桜井のりお『ロロッロ!』/セックスできないロボットが疑似セックスとして雪中にて陶酔するシーン、哀しい(素)。
●板垣恵介『バキ道』、キャットタング鈴原『さちおくん』/相撲ネタつながりでこの二つ並べて掲載するの、悪意ない?
●田中優吏『バクくん』/入間くんの男男ノリが普通にキモいのに対し、まだこっちは自己ツッコミ入るからな。(真顔)
●高橋ヒロシ、鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/ドラッグねえ…。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/お嬢様校で父娘師弟、いかにも束縛きつそうな。なんかメジャーセカンドのアニメ化(Eテレ放送)について女子の着替えシーン云々的な声あるけど、この作品ぐらい色気ない着替えシーンでいいだろうと思ったり。
●灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』/最終回。結局フェチ方面にも突っ切れなかったなあ感。