週刊少年チャンピオン2019年44号

  • 監督が森脇真琴だしチェックした方がいいかな、と思ってた入間くんアニメ、公開された脚本家のメンツ的にやっぱり見なくてよさそう…。



浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/鈴ちゃん、わりと野蛮だな。この作品は大丈夫だけども、作中に出てくる本をとにかく無作為に左とじで描いちゃうマンガも結構あって、個人的にはそういう雑さ見るとイラッとするのよ。描く側からすれば、本開いてるのを正面から描く時に表紙絵をコマの右側におきたい、みたいな感覚なんだろうけど、ひどいのだと裏表紙側から読み始めたりコマまたいで表紙が逆側になったりするから。その点でいうと、本作はちゃんと書物を立体物として描いてるし、キャッチ時のちら見せも構図により工夫しているわけである。扱いはひどいが。

板垣巴留BEASTARS』/欲望を知っているからこそ抑えようとする者と、初めて欲望を覚えた者か。ハルちゃん間ぁ悪すぎ!

夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/先週のラーメン食ってる主人公、今週のメカ主人公と急に扉絵で遊び始めたな。脇役の描写回だから?

板垣恵介『バキ道』/ようやく技巧派っぽい力士が登場。

高橋ヒロシ、鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/なんでBLみたいなノリになってんのよ…。

●村岡ユウ『もういっぽん!』/最大トーナメント決勝前に刃牙の語った「今日対今日」を連想する。こっちのサブタイトルも「なう」だしな、通ずる思想だ。

●中村勇志『六道の悪女たち』/↑と動機付けとしてはそう変わらないはずなんだけどなあ、構成の甘さでどうもマッチョイズムが先走って見えてしまう。

安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』/箸でミニトマトつまむ絵、どうなってんのよ。
   
細川雅巳『逃亡者エリオ』/動きを描けないからこそ成立するインパクトだよな、これ。

荒達哉『ハリガネサービスACE』/相手を持ち上げる為によりクズな負け役を出してセット決着って、なんだそりゃ。

桜井のりお『ロロッロ!』/確かに親が見たら心配する日常ではある。また旅立っちゃうのか。

●ノーザンアッパー『熊を殴りに行く』/集中新連載。動物マンガ展開かな。

●古田朋大『謀略のパンツァー』/昔の自分と出会う幻影メソッドの中でも、ここまでひどいのはそう見ない。

●サササニサトシ『親孝行ラッパー』/読み切り。母と息子。こっちはちゃんとホームドラマするんかい。

石黒正数木曜日のフルット』/お灸婦人。ひどい決着だ。