週刊少年チャンピオン2019年31号

  • 日向坂46全メンバーによる創刊50周年お祝いコメント企画。「ゲーム批評」誌が通算50号目のカラーページをモーニング娘。特集に割いて総スカンくってたの思い出すなー。まあ“グラビア”は当初から少年誌の華とはいえ。



高橋ヒロシ、鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/体育テスト編。『バキ』みたいな流れ、というかそもそも授業受けてるのか。

桜井のりお『ロロッロ!』/水着姿でパンツ掲げは変態的発想。

●中村勇志『六道の悪女たち』/ちゃんと収拾つくのか、これ。ノーマライゼーション唱えりゃいいってもんでもないし、乱奈登場の前フリでもあるんだろうし。

渡辺航弱虫ペダル』/こういう初体験の心情の活写は、やはり経験者ならではか。

板垣巴留BEASTARS』/食は生命。それはそれとして義理は守る。

西修『魔入りました!入間くん』/これ、モンスター描いてるアシスタントが重本ハジメだったりしない?

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/…サービス回なのだろうか。

手塚治虫ブラック・ジャック』/リバイバル掲載、単行本未収録作。この内容を未収録とするあたり、手塚の職能としてのエンターテイナーぶりではあるのだろう。『AIの遺電子』だったらドヤ顔で押してそうじゃん、この路線(笑)。/手塚プロダクション代表・松谷孝征インタビュー掲載。

荒達哉『ハリガネサービスACE』/連載を5年間読んでておそらく初めて、誌面構成に上手さを感じた。

●村岡ユウ『もういっぽん!』/屋台も出るイベントなのか、楽しそうだな。本編中で扉絵の意味を明かす展開がいい。

●川村拓『かわいい後輩に言わされたい』/先行出張掲載。この手のなんだ、対面クーデレ系?も流行りだなあ。だからこそ技巧の上で見せてくれなければ、しょうもなさしか感じないのだが。

●灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』/足延べ麺、足包み餃子。うん、これはフェチだな。

●古田朋大『謀略のパンツァー』/夢の大きさが勝因、みたいなことだろうか…。

●灰谷音屋『ジュニオール』/次回最終回、なのだけども。ここまでの伏線の張り方見てると、この試合は杉浦と草野の見せ場にする、というのは予定通りの展開(のはず)なんだよなあ。それはそれで、物語を語りきる、という姿勢を貫いてみせたのではないかと。/構図の異なるコマ間を通じてのボールの挙動のポジショニング、その読ませ方と構成が巧い。

●大沼隆揮、内田裕人『Best Picture』/読み切り。両面にいい顔してそつなくまとめてみせたな、という第一印象になるのは難しい所。物語というものには文脈の優劣づけが入るんだよな、どうしても。

石黒正数木曜日のフルット』/初っぱなの競馬場のコマ、すげえな。




  • 9代目編集長・沢考史インタビュー掲載。
  • 今年の横浜商店街とチャンピオンのコラボは「ガチハンバーグ!」。で、西修のコラボ絵はナイフとフォークどういう持ち方してるんだよこれ。

  • 森脇真琴の入間くん主人公評、「「引き笑い」ならぬ「引き攻め」というか「逃げ殴り」(笑)というか…」はかなり本質を突いていると思う。入間くん含む、凡庸な異世界ものの多くは“奴隷の鎖自慢”をこそ読者も望んでいるわけだが、そういう言い方があるか、と。あと、「シリーズ構成・筆安一幸」のクレジットからちゃんとプリパラが消えていてよかったよかった。
  • レジェンド作品は『箕輪道伝説』『ウダウダやってるヒマはねェ!』。