週刊少年チャンピオン2019年24号

板垣巴留BEASTARS』/混血、てまんま混ぜるんかい。囚人リクのアレも見方によってはなあ。

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/鯉解体&雑調理のイメージの不謹慎さがやたらツボで笑ってしまった。初期のノリだったら実際にやってそうな気もするが。フグオ、真面目かと思わせてひどいオチ。

板垣恵介『バキ道』/なぜ恐竜に学ばなかったのか…そもそも人類と同時代生きてないし。最後の四人、烈先生との入れ替わりで克己かあ。

夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち-バキ外伝-』/桜の対比からの、話術による奇襲。老獪よのう。

●灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』/刃牙と象形拳つながり。現実と熊つながり、の方はちょっと。

●古田朋大『謀略のパンツァー』/初達成がそんなぽっと出ヒロイン相手でいいのか。昇ってくのか。

桜井のりお『ロロッロ!』/ロボ娘がスケベ男子ポジションになるのか。目的はデータ収集だから、エロスというよりプラトニックインベイド的なSF…いやいや。

●中村勇志『六道の悪女たち』/飯沼の説教は正直微妙というか、もうちょっとこう作中の恋愛という概念について筋立てしておいた方がよいのでは。

●村岡ユウ『もういっぽん!』/最後の舞台になる先輩と、外野として来た新入りが共にいて、そこでこういうエピソードからの逆照射と。

●灰谷音屋『ジュニオール』/ふりだしに戻った、ではすまない精神的ダメージ。空気読まない二人が何を起こすのか、という期待感で次回にひいてみせるのな、しかし。この作品のナレーションの使い方は、ちゃんと距離感の意識された演出として機能していてよい。説明描写や構成の能力ない作家の手抜きとしてじゃなくてさ。

●いづみかつき『鬼のようなラブコメ』/なんだかホームドラマ風におとしたぞ、と思ったら急展開で、終わり近い?

●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/普段から手抜き(と言っちゃうけど、もう)でコピー使ってる作品が、あらためてネタとしてコピー使っても別段面白くはない。

佐藤健太郎魔法少女サイト』/え、魔法少女・オブ・ジ・エンドとのクロスオーバー?途中までしか読んでないんだよな、あれ。

平川哲弘『ヒマワリ』/こう立て続けに見せられると、みんなほいほいアイドルやめすぎだろって感じだが。そもそもこの作風では天才という存在、そこでしか生きていけない才能というものを描きえない、ということではある。

●川端浩典『史上最強のパシリ』/集中連載最終回。面白かったけど、連載するとなると大変そうだよな。キャラではなくネタ勝負の純粋ギャグだし。(まあネタよりもキャラの方が主体になっちゃったギャグ連載もあるけど。)

高橋葉介『学校怪談』/リバイバル掲載。軽妙洒脱、テンポと構成による芸よな。インタビューも冷静というか、発言への自覚性がうかがえる。