週刊少年チャンピオン2019年19号

板垣巴留BEASTARS』/ニャロメロンが抜けてメロン登場、と、こういう存在が出てきたかー。出自においてレゴシとの対比という形になるのだろうけど、そういえばレゴシの親もまだ外見描かれてないんだよな。孤独を理解するからこそ相手の心にすり寄れるという面もあるんだろうか。足は義足?

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/デストロイヤー追悼というかプロレス讃歌というか。男の世界、たぶん。この作品の連載開始時点からしても、状況だいぶ変わってるしな。一コマ(の半分)だけ映る若金鉄(覆面)と大鉄少年(背中)の昭和感(服装、ボロボロのふすま)。/そういえば須田剛一が25年ぶりにファイプロのシナリオ書くそうで。


西修『魔入りました!入間くん』/巨大モンスター描いてるのアシスタントだよね、これ。

板垣恵介『バキ道』/兄弟子って、じゃあ師匠は誰になるのか。

●灰谷音屋『ジュニオール』/杉浦大疾走。見開き絵で右ページ下のキャラ顔断片コマに視線誘導→次ページで位置反転して同キャラの大サイズ立ち絵、左ページ下部で緊迫の短文モノローグ連打→右ページでサイレントにコミカル回想コマ・瞬間の描写、とページめくり込みでの構成による演出がすごくいい。コマ間をはみ出す吹き出しオノマトペを駆使しての接続・視線誘導の上手さも見もの。“読ませ方”が実に楽しい。

      (※ページめくり)
                 
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/このタイミングでBEASTARSと象&融合生物(?)かぶらんでも。ゴリラつながりで思い出したが、クロマティ高校はコピーを使わず似たような絵を何度も出すのが面白さだったんだよな、これとは違って。

●村岡ユウ『もういっぽん!』/先生、冷静な顔してわりと抜けてない?一人でやってた、というのは色々こじらせてそうな気もするが。あと剣道部部長。

桜井のりお『ロロッロ!』/悲しい美容院回といえば、おかめ日和を思い出す。限定され過ぎか。

佐藤健太郎魔法少女サイト』/サブタイトル「ガーディアン」に、『金剛番長』の念仏番長活躍回「ガーディアンエンジェル」を思い出す。思い出すんだからしかたない。

●古田朋大『謀略のパンツァー』/顔芸回だな。よかった、妹のはどうでもいいんだ。

平川哲弘『ヒマワリ』/あれ、終わり近いのか?

田中優吏『パンキー』/集中連載最終回。うーん、正直読み切り時のガンマン設定の方がハマってた印象。ハリスの旋風方式でいろんな職業渡り歩いてみるのはどうか。

やまさき拓味優駿の門』/リバイバル掲載。そうか、みどりのマキバオーのちょうど1年前に始まってたんだな。微妙な言い方になるが、よくも悪くも“動物もの”なんだよなあ。インタビュー中の背景描写についての話は、だからさいとうプロを離れたとも言えるんだろうな、と。

石黒正数木曜日のフルット』/AKIRAネタ、好きねえ。


  • レジェンド作品は『レース鳩0777』『風の宿』。