週刊少年チャンピオン2016年42号

渡辺航弱虫ペダル』/カラー見開きで京伏メンバー、て脱落者一人は描かれないのが怖えよ。杉元のこれもまたサポートであり。
板垣恵介刃牙道』/「皆…ありがとう」って、え、何、最大トーナメントのパロディ?攻撃入っても全然効いてそうに見えない、という所まで含めて既知・同類という前提条件になるわけだが、実際格の差がなあ。でも俺、寂海王は好きだからなぁ。
荒達哉『ハリガネサービス』/弱ペダの御堂筋のフッ切れ方はいかにもアレだが、逆に天才一人抱えてこの仲良し思いやりムードというのもまた微妙での。
●中村勇志『六道の悪女たち』/虎の威かつ傀儡の現状。なんかね、属性でなく内面、物語を与えられるのがキャラクターへの救いと考えた場合、前提がまず設定と装置からの発話になるのよね、この作品では。そこをどう無理くり少年魂でやってくか、というね。正座対面見開きはインパクト大きい、その後の会話ふくめて柴田ヨクサル風なセンス。
カプコン芹沢直樹バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜』/連載再開。いかにも死にそうな悪女。
板垣巴留BEASTARS』/種族と性格は関係ない。尻尾つまんで引き止めるのはおもしろい、服の袖をつかむかのように。
●福田カミオ『猫神じゃらし!』/守護霊…いや、遊んでるだけだな。猫とイチャイチャ(見えない)。
●瀬口忍『囚人リク』/また一人壊れちゃってんのか。ブラフな気もするが。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/祝・広島カープ優勝。一回きりのサプライズネタだなこりゃ。いや、カープの実力的にとかじゃなくてよ?
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/いい話で始まってこの顔オチ。作品の重さ的にも息抜きは重要。
増田英二『実は私は』/この結末にして、この扉絵は。会長の叫びがモブの中でしかないのもね、つらい。実は俺は、と哀しい独白であるが、人と人外の結ばれた象徴である葉子の意識はまた異なるよな。
●掛丸翔『少年ラケット』/戦法に合わせた形での迫力の描写。
小沢としお『Gメン』/このエピソードはここまで。悲恋ながらも最後はさわやかに。伊達さんは説教役だが、かつて主人公によって心が開かれた、ということでもあろうし。
藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/えええ、お母さん、えー。ドメスティックなホラ話的楽しさと、グローバルな危機描写でノリがずれている観はある。前者のセンス生かして欲しいんだけどな、俺。モンスターはある意味寄生獣なのか。
木佐貫卓『マル勇 九ノ島さん』/強力な女戦士を色恋のからめ手で落とす、とやはりエロゲ臭が。ラストは何、血まみれチェーンソー?
石黒正数木曜日のフルット』/好き嫌いは仕方ないんだよね、だからこそ語り手の生身をば見据えないと。発表媒体を選べ、というオチはそれ以上に真なりかもだが。


  • 次号は刃牙25周年号。まさか本編がこんな展開で迎えるとは。