週刊少年チャンピオン2016年25号

渡辺航弱虫ペダル』/連載400回記念巻頭カラー。サブタイトルあわせて主人公のキャラクター語り。巻島さんは、これで今日も坂道とも東堂とも会わなかったらちょっと笑う。/バトル人気投票は9位のが好き。
板垣恵介刃牙道』/試し斬りにて武蔵ご満悦。熊本でサイン会決行とは板垣先生らしいか。キャラクター紹介コーナー、最凶死刑囚については戦績のカウント微妙だよな。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/はじめての海。ちゃんと子供として描けている点がよい。水着の上にあえて上着をはおらせるのもよい。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/「息子の嫁足は気持ち良かったですか?」フェチズム…かなあ。オチは手間はわかるけどひどいな、とサブタイトル見つつ。
●瀬口忍『囚人リク』/脱獄再始動。これも弱ペダ同様に主人公語りではあるが、物語の原動力という内実なんだよな。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/ボサツ…。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/過去の横綱黒星からの導入。この時の勝者も、前回の面子の中にはいなさそうだが。川さんはまあ。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/ザ・民話、である。野球というスポーツが日本において物語文化としてどうあったか、というお題目にて“現実”と袂分かった水島キャラはここまで跳ねられるという。インパクトの瞬間ですらないのよ、その語りにおいて内圧としてあるのは。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/体験と味覚。『リバースエッジ 大川端探偵社』のワンタン回を彷彿とさせる。選択肢増やせるのが進化でありロボなのであるが。ラブコメオチじゃんよ。
増田英二『実は私は』/絶望の未来も、記憶が無ければそうではない、が。ある種、「眠れる奴隷」としての戦いだわなあ。
●掛丸翔『少年ラケット』/上、か。こういうタイミングで打つ球なんだな、あれは。決着。
藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/一応、約束守ってぶっ壊してるわけか。さらっと言っているが、「夢を叶えることができた」とあるのは重い。淘汰システムってことかねぇ。
藤近小梅『ぽっぽちゃん恩を返す』/読み切り。鳩娘。この萌えきれない、シリアスになりきれない、ズレにユーモア盛り込む不安定感が、でも妙にクセになる。そうそう、この読後感だよ。少年主人公とヒロインながら、全然脈ねえよなあ感がすがすがしい。
●けんろー『イタおのこ』/集中連載最終回。貞子。頑張ってコメディ作っているのはわかる、わかるし好ましい姿勢なのだが。
石黒正数木曜日のフルット』/幽霊より人間の方が怖い、とホラーの続編をサイコホラーにして顰蹙かった「ムーンライトシンドローム」というゲームがありまして。


  • 次号よりまた新連載攻勢。中村勇志はまたガワが変で期待。