別冊少年チャンピオン2015年6月号

渡辺航弱虫ペダル SPARE BIKE』/金城主将にもまたいい師匠が、目標となる存在がいたのだと。ゆえにあのキャラクター、みたいな展開かね。
高橋ヒロシ武藤将吾・水島力也・平川哲弘『クローズZERO 鈴蘭×鳳仙』/そのチームプレー意識は不良マンガ的にどうなんだ。まあ乱戦であっても基本的にタイマンな元祖が無理筋なのしらんが。クローバーっぽい内面ではある。
佐藤健太郎魔法少女・オブ・ジ・エンド』/楓の記憶見るに、やはり前章はこの事態ののちに上書きされたものらしい。見覚えある顔がさらに二つ。忍(と楓?)VS弥・パペットマスター、という敵対関係はそのままだが、中身の入れ替えはすでに一部のつくねで示されてるんだよね。
桜井のりおみつどもえ』/先月からの続き。一話目、みっちゃんの獲得票数。前回感想で謎とか書きましたが、そうか、ひとはの性格的に…と思ってたらオチで逆転。ピュアって残酷ね。四人組は松岡さんの友人と見ていいのか。/二話目、しんちゃん再興。みっちゃんがおとしめようとするも結果プラスに、をくり返す珍しいパターン。しんちゃんのつき合いのよさが勝因。
米原秀幸『サンセットローズ』/口の中が弱点てのも王道、とはいえここでは物理的かつ生理的。認めるべきバカとは蛮勇でなく覚悟。ここまでに登場したキャラが結集し、クライマックスも近そう。
車田正美手代木史織聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝』/前作最終回からの続きになるのか。主人公キャラの物語として終えた前作に対し、サブキャラのバックアップが描かれるという意味で“外伝”なわけですが。さすがにバトルが派手なクライマックスぶり。
もりしげサクラサクラ』/重いエピソードが入ると定期的に明るく復調する便利な設定、ラブコメ構造たるおはなしの強みではある。しかしラストのこのズレは、結局渦中の若人は無垢だからやれてる、て話なんだよなあ。マンガにおける富士山の表象てのも様々だ。
ルノアール兄弟『少女聖典ベスケ・デス・ケベス』/国家転覆の野望を阻止する為、仲間達と敵の本拠地へ。あらすじはそんな王道でもディティール的には大馬鹿なのがよい。
●田口翔太郎『シックス・ナンセンス』/読み切り。見えないからこそ霊を倒せる、というのはタイム涼介『I.C.U.』でもやってましたが、こちらは青春コメディとバイタリティーがリンクしてていいね。
●野呂俊介『スピーシーズドメイン』/ドワーフが小悪魔とはこれいかに。
●ハジメ・とうじたつや『少年Y』/命を選ぶ、生き方を選択する、という原点にかえるわけね。自己犠牲という活路を見出だし、次回最終回。
猪原賽横島一『ガンロック』/見捨てた者と生かした者。「最後の事件」どおりに幕を引きましたが、さて。
●忌木一郎『怪猫幻視』/読み切り。今回のホラーは因縁、であるがゆえに人の行動と助力で晴らせると。毎回作風に挑戦があってよいね。