アイドルマスターミリオンライブ!2ndLIVE

はい、そんなわけで記事タイトルで。十日前に開催された「アイドルマスターミリオンライブ!」の2ndLIVEを見たんですね私はライブビューイングで。そのことを書きます、アウトプットします、今、口に出しておきます。
さて。私には音楽を歌を聞きつける習慣がなく、声優さんにもくわしくない。アイドルマスター自体にもそう執心があるとは言えない。とりあえずアニメ「アイドルマスター」がすごく気に入り、そこが入り口となった。今はソーシャルゲームアイドルマスターミリオンライブ!」にちょこちょこ課金してCDも何枚か買ってみる、その程度の“好き”である。ぶっちゃけ関心の向きとしては“おはなし”である、群像劇の語りとしてのテキストをこそ見たがっている。そんなぶれられない従来の生身で出向いてきたのです。
以下、そういう「ぬるい」感想をセットリスト見て回想しながらつらつら。



●1日目。ちなみにサイリウムもコールもわかんない勢なので両日とも最後尾着座です。
●前回1stLIVEのライブビューイングは2日目のみ、しかも開催当日に思い立ち、遅れて入場した私でしたが。今回同じ会場に出向いて思ったのは、人増えたなあ、ということ。明らかにファン数は増している印象。
●ミリマスのテーマといえる「Thank You!」で開幕、オープニング挨拶後はミリマスオリジナルキャラ・シアター組のみのユニット曲であった「Growing Storm!」での入り、という構成。なるほど。
●2日間参加で明るい曲&クールな曲を歌いわける渡部優衣氏、藤井ゆきよ氏がカッコよかった。で、その貫禄の二人が従来の765プロメンバーのみによるユニット曲「合言葉はスタートアップ!」をカバー。アルバム「LIVE THE@TER HARMONY」シリーズ第1弾収録の、この曲中の“We are legend”というコーラスに、正直私は、ある種ミリオンライブ前史としての重みを感じていた。アニマスが入り口の遅れてきた身としても、不可侵の聖域めいたニュアンスを見ていた。しかし、新しいメンバーも堂々とステージでこの曲を歌えたのである。ちょっと驚いたし、同時に嬉しかった。「LIVE THE@TER PERFORMANCE」シリーズ初のユニット曲、天海春香とシアター組の唱和する“ここから始まる伝説”へと連ねてくれた、そんな気がする。
●ライブビューイングでもトロッコは見栄えしててよかった。「夢色トレイン」は歌う麻倉もも氏もかわいいが、乗客として座って手を振るダンサーもかわいかった。
●「Shooting Stars」「Blue Symphony」の鉄壁布陣感。かっけーよ。
●「ユニゾン☆ビート」「おまじない」あたりは、歌ってるキャラが楽しそうで、中の人がノリノリで嬉しくなっちゃうんだな私は。「Be My Boy」=りお姉の歌もぜひ聞きたかった曲。よかったー。
●今回のライブで両日とも中盤MC後に据えられた、全体曲であり、唯一のミリマス前史曲であった「THE IDOLM@STER」。1stLIVEでは両日ともアンコールとして歌われたこの曲が、今回もこのような形で残された、その脈絡に“おはなし”を見て楽しむ人種です私は。私のアイマスへの入り口であったアニメ版の、“ただ者でなさ”を心に打ち込んできた6話エンディングとして、個人的にも思い入れのある曲です。聞くと心がたぎる。アニマスから入った私にとっても、アーケード版エンディングであったというこの曲は、アイドルの成長と輝きを象徴する歌、その物語です。その熱と世界はアイドルマスターミリオンライブ!にも受け継がれているのだ。私には、そう見えて聞こえました。
●ユニット曲の中では「Helloコンチェルト」「Birth of Color」が個人的に嬉しかった。お祭りだ、わー!歩んで行くぞ、おー!どちらも力強い。
●セクシー系のユニット曲「Marionetteは眠らない」もMachico氏は持ち歌として、他二人が麻倉もも氏・近藤唯氏というのは演じるキャラからすると意外な面子であった。よかった。
●ソロラスト2曲「絵本」「Catch my dream」の流れも圧巻。



●2日目。
●「ジレるハートに火をつけて」は藤井ゆきよ氏・上田麗奈氏。この曲も小悪魔系でいいよなー。
●ミリマス電波曲枠(おい)村川梨衣氏による「Up!10sion♪Pleeeeeeeeese!」。すげえっすわ、もう。ステージ上走りまくるしパフォーマンスはキレキレだし、本当ドハマり役。
●ギターを抱え、左目の下に星を描き、ステージに立つ愛美氏。「プラリネ」はもう聞く側としても満を持して、来たか、と。少女が奏で歌い叫ぶロックナンバー、という作中でも独自の形で屹立した曲ですが、うん、強烈だった。ロックアイドル・ジュリアのたたずまい、立ち姿。カッコよかった。
●それに続いたのがこのみさんの歌「Dear...」、高橋未奈美氏である。これも聞きたかったんですわ。りお姉といい残念お姉さんキャラに弱い私だ、だって歌う時はビッとキメてくるんだもんよ。いいよね、このキャラ付けが可能なアイマスという媒体。小指ぴっと立ててみせて、よかったよー。
●両日とも歌われた名ナンバー「PRETTY DREAMER」、この日は持ち歌とする山崎はるか氏と村川梨衣氏・高橋未奈美氏による熱唱。ありがたや。
●話題にもなりました「Sentimental Venus」の歌途中での曲停止と会場内の合唱。これは驚いたけど、でもすごいなあ、とライブビューイング越しの現地の光景を見ておりました。ちょうどライブパンフレット収録の座談会での、今井麻美氏のライブとトラブルという話にも通ずる出来事で。「トラブルが仲間を強くするんだ」という言い方を今井氏はしていますが、本当にその“仲間”の場であることを見ました。
●「Marionetteは眠らない」「Blue Symphony」「Believe my change」「フローズン・ワード」「ライアー・ルージュ」のつるべ打ち、はわわ。クールでカッコよくて艶っぽいぜ、ヒュー!
●そしてそして、聞きたくてしかたなかった「HOME, SWEET FRIENDSHIP」。それに続けての「Eternal Harmony」。これらはもう、アニマスの群像劇としての姿勢に感化された私としては、グッとくるに決まってんだろ、なユニット曲でして。ゲーム中で語られる各ユニットのシナリオも込みで、それぞれ最新バージョンの天海春香如月千早と新たな仲間であるシアター組の絆の歌。その温かさを歌う春香たちと、共に目指すものを歌う千早たち。その光景を歌う2曲の並びに、しっかり落涙しました。
●2ndLIVEのラストソロは春日未来役・山崎はるか氏による「未来飛行」。ミリマスの赤の熱唱がラストというこの光景は、非常に頼もしかった。さんざここまで過去作からの流れ、という話をしておいてあれだが、ラストにミリオンライブ!のこれからがきっちり示されたのである。これからも進んで行きます、ミリマスは。



●エンディングの挨拶は、皆様泣き笑いで。印象的だったのは、藤井ゆきよ氏、まんまCDドラマの恵美だよ!他人の挨拶聞いて泣きつつ、自分の挨拶は笑顔で天然炸裂の村川梨衣氏に亜利沙的プロ根性を見たよ!です。



というわけで、楽しかったぞー!また見たい!以上。