アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」4話(後半)

※続き。



●時計15時40分。
●蘭子のメッセージについて思案しながら館内を歩く三人。そこへ通りがかる美波とアナスタシア。かけ寄る未央。
●(※カメラ越し)歩く美波とアナスタシアの背中。「突撃インタビューです!」という未央の声にふり返るも、二人とも動じず。真顔で自己紹介する二人。
●「うーん…」と未央。「え、ダメなの?」と凛。「お二人とも素敵でしたけど」と卯月。「もっとビックリ!オロオロ!みたいなのがよかったー」。不満げな未央は、美波の背負うラクロスのラケットに注目。「ひらめいた!」とウィンク。
●(※カメラ越し)「新田!美波!」と、ラケットをスイングしながら叫ぶ美波。
●「大学生です!よろしくお願いします!」との美波の素振りに「いいよいいよ〜」と未央。
●(※カメラ越し)息を荒げて「ねえ…これってPRなのかな…」と言う美波に、「もちろん!(うなずくカメラ)」と未央。げんなりした顔のぞくも「美波、いきます!」と気合い入れる美波。
●(※カメラ越し)そして左に見切れてたチアガール姿のアナスタシアに、「アーニャちゃんも、ポンポン振ってくださーい!」と卯月。なにやらロシア語のかけ声で、笑顔でポンポン振るアナスタシア。
●美波の力こめた自己紹介の声にあわせ、撮影中の三人。ここでは三人とも笑顔。背景、入り口からのぞいてる人垣。
●(※カメラ越し)アナスタシア自己紹介、プロフィールまで。
●「はーい、オッケー!」と親指立てる未央。動きながらリズム乗せながら言わせる、というのは成功ではあったのか。わき立つ拍手。恥ずかしがる美波、無頓着アナスタシア。
●卯月とアナスタシアの会話。「すごくカッコよかったですよ!」「はい。アイドル、色々できます。とても素敵です」「そうですね!私もそう思います」「ライブ、みんな頑張ってました。だから私もアイドル頑張れる、そう思います」
●アナスタシアの言葉に嬉しそうな反応示し、見つめあって笑う、卯月・凛・未央。仲間に希望を見せたんだよな、莉嘉やみくにとっても。前回、三人のステージ後に、舞台袖からプロデューサーが客席の一点じっと見つめてたのはそれかなぁ。描かれなかったもんな、ライブ後の客席でのプロジェクトメンバーは。
●この場面は、絵面としてちょっとおもしろい。三人の背後に野次馬がたくさん見え、会話の内容とあわせて、前回のライブのステージ&客席と似た構図になっています。ですが実際はこの群衆、美波とアナスタシアを見てるんです、この三人は素通りして。そこから今回の結末へと向かう、というわけです。
●一段落して、美波に蘭子のメッセージを見せてみる三人。時計4時40分前。走る三人の足元。
●時計5時。夕焼けの中、流れるアナウンス。「フッ…よく来たな。」噴水前に座る蘭子、息を切らせた三人。「美波、ビンゴ〜」とつぶやく未央。
●しかし三人がかな子からメッセージカード受け取った時点で、蘭子は青空の下のこの場にいました。ずっと待ってたわけですね、無駄足踏ませぬよう早めの待機で。
●ポージング蘭子はカメラを指して「さあ、早く我が魂を封じ込めるがよい!」「は、はい!」と三人。畳まれ噴水に立てかけられた蘭子の傘がワンカット、ちゃんとたたんだんだな。
●(※カメラ越し)蘭語を話し始める蘭子。「時は来た。さあ、共にこの世界の終焉(終演?)を始めましょう!」とは“一緒に頑張りましょう!”てことだろうか。とまれ「カーットカットー!」と未央の制止。らんらん呼びに焦り、聞こえてきた鐘の音にはっとする蘭子。
●音あわせでポージング、高笑いで立ち去りかけるも、「あっ!」と傘を取りに走って戻る蘭子。これ蘭子のターンについては、遠景で三人の細かな反応描写してないのが優しさですかね…。
●事務所内に戻る三人。椅子の下からのぞくウサギ耳。まだ撮影してないのは李衣菜と杏。
●「あっ。李衣菜ちゃんです。」と卯月。窓辺に座りヘッドホン付け目を閉じて体を揺らす李衣菜。「うん。でも、音楽聞いてるみたいだね…」と応える凛、片目うすく開いて三人をチラ見する李衣菜。
●ヘッドホン外して「はーあ、この感じ、いいロックだったなあ!」と聞こえよがしに口にし、立ち上がる李衣菜。卯月たちの方に歩いてくる。「李衣菜ちゃん、PR動画です!」とカメラ持ってきた卯月をまたチラ見して、「ああ、そんなのあったなあ」とそらぞらしく。
●(※カメラ越し)で、李衣菜の撮影ですが、カッコつけドヤ顔ぶりが痛つらかわいいです、はい。
●うんうん、と素直にうなずいてる三人。
●(※カメラ越し)「ライブで伝説を残す!」とビッと指差ししてほほ笑み、急にけげんな顔つきでしどろもどろになる李衣菜。これはカメラのこちら側にいる三人が、すでにライブで成功してることに思い至ったからでしょう。咳払いして調子戻すも、凛の「おすすめの曲とかあるの?」という問いにあせりまくり目泳ぎまくり。
●ガチャリと開くドア、驚いて落としかけた→
●→(※カメラ越し)に映るヘッドホン落としかけた李衣菜、が一瞬。細かい。
●きらりとみりあ。まだあんずを探しているきらり、仕事はみりあが代わりにやったとの事。(おい。)「撮影、残るは杏ちゃんだけですねー」と言う卯月、背後で咳払いする李衣菜だが反応はなし。
●「よーし、こうなったら最終兵器!」カバンをまさぐるきらり。「スーパーハピハピキャンディシャワー!」飴をばらまくきらり。「飴だ!」椅子の下から出てくる杏。「杏ちゃーんゲット!」「し、しまった!」きらりに捕まる杏。
●(※カメラ越し)「えー、杏仕事とか欲しくないし。」
●というわけで、全くやる気のない杏、さすがに引き気味の三人。杏を膝に乗せ、「あんまり困らせちゃ、めっ!だよ」と手を持って自分でごっつんこさせるきらり、お母さんかよ。着替えるから、と他人を事務所外に出して鍵をかけ、たてこもる杏。他のメンバーも戻ってきて大騒ぎ。なんだよもう。ビルの外観から夜空へ、てそこは3話と同じかよ。
●(※カメラ越し)「シン・デレ・ラ・プロ・ジェクト・を・どうぞ・よろ・しく・おーね・が・い・し・ます」と、皆で告げるメンバー。
●パソコンでその映像を見ながら、首の後ろを触っているプロデューサー。
●(※カメラ越し)卯月・凛・未央の三人。終わったあ、と安堵するも自分たちを撮影していないことに気づく。
●プロデューサーの背中。映像の中の三人の喧騒に「フッ」と息をもらす音、笑ったよ!たぶん。ノックに体がちょっとビクつく。
●ドアを開け、ちひろいわく「プロデューサーさん、部長がお呼びです。」真顔とまばたきでかえすプロデューサー。
●事務所内、時計は14時25分(このカットに見切れるのはみく)。メンバー勢揃い、喧騒。
●咳払いするプロデューサー、黙る一同。「PR動画の撮影、お疲れさまでした。今後………活用させていただきます。」わく一同。
●この場面、プロデューサーの「活用させていただきます」と言い出すまでの間が不自然に長いですし、語調も苦慮交じりです。そのままでは使い物にならない映像だったけど「活用」はする(かも)ということでしょう。
●あるいは、最初からPRとしての用途などなかったのでは、と私には思えます。2話の写真撮影や3話のライブ前に起きた、三人でいる状態=チームワークという力も備えられるよう、一人ずつでなく三人そろってからプロジェクトに合流させた(のかもしれない)、と見ている私には。卯月・凛・未央の三人、遅れてきたメンバーであり、ひとまずプロジェクトの中で一歩抜きん出た彼女達を、他の仲間らとふれ合わせるのが主眼だったのではないかと。そも、本当にPR目的ならプロに頼むでしょうし。
●「今日はみなさんに発表があります」と話し始めるプロデューサー。騒ぎ出す一同。そしてプロデューサーから、美波とアナスタシア、卯月と凛と未央、それぞれがユニットを組んでCDデビューすることが告げられる。
●「CD…デビュー?」と静かにつぶやく一同、先ほどの喧騒とはうって変わって。時計がカチリ、と39分に。
●あ、これ長針は最終的に0まで行くってこと?と今さら。25分の状態の絵にはみくが入ってた、というのも意味深ではある。
●次回タイトル「I don't want to become a wallflower」。いいなー、ゾクゾクするなあ。



※美波さん人気で『クロス・マネジ』も人気出ないかなー。
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