月刊別冊少年チャンピオン2014年12月号

板垣恵介山内雪奈生『バキ外伝 疵面』/やっと開戦、主人公はギャラリーで高揚、前回のヒキはほったらかし。本部対柳みたいなちゃぶ台返しなら燃え様もあるけどねぇ。
FLIPFLOPsダーウィンズゲーム』/瞳や鼓膜はもろいままなのか。
米原秀幸『サンセットローズ』/クリーチャーを群生する野生動物として描く、そう動かすことで絵面として映えるのがよい。仁義の差とは美学の違いにしてカッコよさに貴賤なし。海戦は前回の大敵への直進と異なり、乱れまくるフィールドで緊迫の撹乱戦。読ませるのう。
佐藤健太郎魔法少女・オブ・ジ・エンド』/センターカラー見開きでおっぱい、まあこの直球ぶりがいいんでしょうけど。その精神に比すると、悪役の誘いは回りくど過ぎてコイツが我慢できるかはなぁ。なぜそれを知ってる、でバレるのかな。
桜井のりおみつどもえ』/一本目、やっぱり杉みつじゃなきゃダメだと。その共通項で、世代を越えてわかりあう海江田先生は悲しすぎる。/二本目、やっぱり宮下はダメだと。人妻推しされても子供視線による母親萎えがセットだからな、これ。/Championタップ!連載で初期の作品世界を描いてる影響が、本編の絵にも出ている印象。
渡辺航弱虫ペダル SPARE BIKE』/東堂編完結。親友が最初のチームメイトか。いい話だった。掲載も一旦途切れるかと思ってたら、続くのね。大変だなー。
西森茂政『危機管理能力者こまる』/読み切り再登場。スラップスティックで妄想オチって、もうわかんねえな。
ルノアール兄弟『少女聖典ベスケ・デス・ケベス』/連載化。ひたすら男の肉体を見せつけるという、素敵な馬鹿らしさ。ケベスの沈着冷静キャラが、上手いこと単調な流れになるのを避けてますね。
もりしげサクラサクラ』/男は男、女は女で友情ターン(教師陣も?)。それ自体は結構として、修行パートひでえよ、演技じゃこちとら嬉しかねえんだよ!
●此元和津也『セトウツミ』/ちょこちょこ家庭環境やらの暗部さし挟まれるのはどう読んだものか。ダベりに全力投球できる、これもまた青春、て話かもしらんが。コントよりかけ合いの方が好みだな、やはり。
猪原賽横島一『ガンロック』/ハドソンさん登場、これはいいキャラだ。ワトソンとの関係の方が良好ぽいね、うむ。「夫人」なのかしら。バイクチェイス、宿敵登場と今回もカッコいい。
●中村ゆきひろ『コクリコハテナンゼミナール』/読み切り。大量にリツイートされた調査ネタで登場、て本当にそれだけか。
●吉沢緑時『漫画家死亡遊戯』/最終回。布の質感描写。内容が本格的でわりとおもしろかった。
●根建飛鳥『REBOOT』/熱いぜエース。対する敵の強さについても、いい説明描写。
石黒正数『別冊木曜日のフルット』/猫の茶碗。家猫と野良猫の差異ってのは確かにそうだ。


  • 映画紹介イラストコラムは桜井のりおで『ノロイ』。ホラーだけどかわいい。
  • 作家質問コーナーは石黒正数。仕事量多いんですな、やはり。