別冊少年チャンピオン2014年10月号

渡辺航弱虫ペダル SPARE BIKE』/ツマヌダ格闘街における体幹のバランスみたいな話かね。張り合って伸びるって意味ではプライドも才能か。
猪原賽横島一『ガンロック』/読み切り版からの連載化。でんとある世界観と歴史、そこに根ざしたキャラによる内面とアクション、ケレンと叙情。SFたる語り、というやつだ。少年誌的にはいぶし銀過ぎないか、てのもないではないが。
●ひらいたけし『こんかつちゅう』/最終回。最後までさすがのクズっぷりつうか。僕たちの婚活はまだこれからだ!!て、お前ら高校生だろ。
●さいとうなおき『バキどもえ』/刃牙母も少年誌的には早過ぎるヒロインキャラだったな、て次回最終回とは、あら。
佐藤健太郎魔法少女・オブ・ジ・エンド』/死なない相手にバイオレンス一通りかました所で、さて「合体」とは。ビジュアル面でわりと期待。
西森茂政『危機管理能力者こまる』/読み切り。絵柄はかわいらしさに寄せ、持ち味のエキセントリックは隠し味に。アヘ顔…いやいや。
米原秀幸『サンセットローズ』/親父として散り、最期の瞬間まで夢を追い。物語中でしっかり生きたからこその、死と絆の重み。こういう事態下にサンが貫禄のぞかせるとは。
●野呂俊介『スピーシーズドメイン』/エルフ耳甘噛みわっほい!
●吉沢緑時『漫画家志望遊戯』/点描とカケアミ。こうしてあらためてやり方聞くと、あすなひろしがどんだけおそろしいことやってたのかわかるな。
*1
桜井のりおみつどもえ』/水着姿センターカラー。/一本目、三十路と二つのプール。学校という隔離された場においては移動テントという異形へ変貌できる海江田先生も、公の場ではちゃんと派手水着を恥じ入る。というかスポーツセンターのプールでは主役の娘らもスク水一択と、ふーん。なんだかんだで、休みの日にちゃんと生徒に泳ぎ教える海江田先生はよい人、なのに矢部ボコられオチの要員入りかよ。/二本目、初となる松岡家訪問。部屋番号904でこの間取り、松岡さんの個室にはテレビ、とわりとブルジョワジーなのかしらん、グッズ収集ぶり見ても。掃除の際には心霊写真を壁に整列して貼り付けるひとは、途中から面の存在忘れてるな。
●根建飛鳥『REBOOT』/コンビネーション復活!さて、ここからだ。
●ハジメ・とうじたつや『少年Y』/酢めし疑獄のラムニー君ですね、違います。運命、生き物のグッズ、自我、とかわいさの裏で不穏さばらまかれてるなあ。
もりしげサクラサクラ』/ナニが起きても二人の友情は不滅だ!て、ああ、友情だったのかー。まあ平穏でよかった。というか、毎度よくシリアスとかエロからドタバタに戻してくるなあ。今回はノリノリのコレットさん効果、前段では敷島さんの突飛さがその役割か。
●福井瞬・オオノヨウ『9デイズワンダー』/最終回。よくも悪くも普通な印象。
石黒正数『別冊木曜日のフルット』/いや、サブタイトル。


  • 次号より山内雪奈生『疵面』が5年半ぶりに連載再開。流浪の作品だな。